豪州フットボーラーズ
COLUME

(オーストラリアサッカー)リーグ戦を折り返した今

2019.11.6

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【2019シーズン、イラワラリーグ2部開幕戦】

開幕戦で激突した、Shell Cove FCHelensburgh Thistle FCの2チーム。

7-1でこの試合を圧勝をしたHelensburgh Thistle FCは、そのまま連勝街道を走り、第12節が終わった現在、10勝2敗と、リーグ2位につける好調さを見せている。

その反面、Shell Cove FCは、3勝9敗という成績で、12チーム中9位と低迷。

チームのやり方に不満を持った中心選手達が離脱しただけでなく、2週間前には監督も更迭され、もはやカオスな状態だ。

仮にこのクラブが、このリーグの他のクラブに比べて、選手獲得の為の予算をあまり割くことができないのであれば、現在の順位に甘んじていてもさほど批判は受けないかもしれない。

しかし、このリーグで上位を走る、Helensburgh Thistle FCBellambi FCと比べた時、Shell Cove FCの選手達が貰っている給料は、この2チームの選手達と殆ど変わらないのである。

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Shell Cove FC開幕当時は所属していた、増田和徳佐藤辰哉、そして吉岡廉。

上の文脈からも分かるように、現在この三人は、このクラブでプレーをしていない。

サッカーでお金を貰っているのにも関わらず、トレーニングに来ないオーストラリア選手達。

そんな彼らに対して何も言わない監督。

彼ら日本人選手3人を獲得する際に、今シーズンはイラワラリーグ1部昇格を本気で狙う!と力強く話していた監督の言葉は、一体何だったのであろうか。

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いくらマネージメントが変わろうと、クラブカルチャーはそう簡単に変わるものではない。

Shell Cove FCHelensburgh Thistle FC。

同じリーグに属しながらも、この二つのクラブ間には、大きな差がある。

選手達がクラブにコミットする姿勢。

監督の求心力。

決してShell Cove FCをこき下ろしているのではなく、Helensburgh Thistle FCを讃えているのだ。

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伊藤祐。

開幕戦以降、彼の試合を観に行けていないが、SMSを通じて、楽しくサッカーをプレーしているのが伝わってくる。

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最近には金銭面での余裕もでき始め、語学学校にも通い始めた、木平翔太

オーストラリアでの生活を、最高にエンジョイしている。

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Shell Cove FCを退団した3人も、それぞれ新天地を見つけ、そこで頑張っている。

一筋縄では行かない、オーストラリアでのサッカーチャレンジ。

苦さの味を知らぬ者は甘さもわからない。

彼らも今回のShell Cove FCでの経験を、きっと今後の人生に役立ててくれると信じている。

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