レギュラーシーズンを4位で終えた、Nepean FC。
ここからは、上位5チーム間での、変則トーナメントが行われる。
Nepean FCの初戦の相手は、リーグを5位で終えた、Central Coast Mariners。
女子サッカーのトップリーグである、W-Leagueに所属するCentral Coast Marinersの、2軍格のチームである。
負けたチームはその瞬間にシーズンが終了する、この試合。
Nepean FCにシーズン途中から加入し、チームの中心選手として活躍をし続けている浪田恵莉にとっては、オーストラリアでの最後の試合ともなりえるのだ。
トップ下でスタメン出場した、浪田恵莉。
相変わらず、このレベルではボールを扱う技術が圧倒的である。
同時刻に隣のグラウンドで、一つカテゴリーが上であるNPL1の試合が行われていたが、彼女はその中に入っても全く問題なくプレーできるレベルにあると、はっきりと言えよう。
オーストラリアに来てから、持ち前のテクニックに加えて、力強さも増したように見える。
先制点を奪われるものの、すぐさま同点に追いつくNepean FC。
前半は、Nepean FCがより多くのチャンスを演出するものの、1-1で後半へ折り返す事に。
後半に入ってからも、一進一退の攻防が続く中、アクシデントが発生。
相手との接触プレーで、浪田が膝を負傷し、途中交代を余儀なくされてしまう。
攻守の要である浪田を欠いたNepean FCは、相手の猛攻を耐えながらも延長で力尽きて、2-4で敗戦。
試合後、歩くのもままならない位の負傷を負ってしまった彼女にとっても、悔しさが残る一戦となったに違いない。
この試合での感想を含めた、浪田のオーストラリアチャレンジの総括については、近日中にアップ予定なので、乞うご期待。
豪州フットボーラーズ