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(オーストラリアサッカー)炎のファイター・西村純

2018.8.25

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今シーズン初めて、西村純の試合を観に行った。

相変わらず、ピッチ上での彼は熱かった。

【今年のチームは、去年のチームより、みんな優しくて、凄い居心地がいいんですよ】

と、僕に会う事に、嬉しそうに話してくれた純。

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所属するKiama FCの練習場まで、週二回、片道二時間半を掛けて通った。

トップチームで出場しないと、給料は発生しない。そして開幕から一回たりと、トップチームで出場した事はない。

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それでも、サッカーを愛する気持ち、このクラブを愛する気持ちがあるからこそ、この日の最終節まで、ピッチ上で懸命にボールを追い続ける事ができた。

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技術的には決して【巧い】選手ではない。巧いか下手かといったら、むしろ【下手】な選手である。

しかし、サッカーは【足先】だけでやるものではない。【気持ち】がもっと重要だという事を、彼はピッチ上で表現しているのだ。

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この日は【サイドバック】でプレーしたり、【フォワード】でプレーしたりと、大忙しだった純。

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苦手としていた【ルックアップ】、そして【シンプルにボールをさばく】技術も、かなり上達した。

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私生活では、【スーパー謙虚な男】として知られているが、ピッチにひとたび足を踏み入れると、【危険な男】に変する純。この試合でも、相手選手と一触即発の場面が。

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チームメイトが仲裁に入り、何とか事なき終えたこの場面。

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それでもまだ、目で相手を威嚇する純。

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ピッチ外とピッチ内で、ここまで表情が変わるサッカー選手もなかなか珍しい。それだけ【サッカーに対する情熱】が、激しいという事なのだろうか。

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結局、1-0でチームは敗戦。試合終了のホイッスルが鳴った直後のこの後ろ姿が、今シーズンの彼の気持ちを代弁していると言えるであろう。

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結局最後の最後まで、笑顔を見せてくれなかった純。そんな彼から、【現役続行】の言葉が漏れかけたが、真相やいかに?

とりあえず、一シーズンお疲れさまでした。

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