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(オーストラリアサッカー)一度は夢を諦めた女、河原ヒカリ

2018.8.8

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セレッソ大阪レディースU-15所属時には、JFAエリートプログラム、女子U-14の韓国遠征メンバーにも選出され、プロへの道を着実に歩んでいた、河原ヒカリ。

そんな彼女だったが、大学入学と同時に、サッカーから離れてしまった。【ガチガチに縛られている感じがした、サッカーを楽しめなくなった】というのが理由の一つだという。

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大学では、フットサルを趣味で楽しむ程度。もともと、海外で英語を勉強したいという気持ちは強かったものの、サッカーを本格的にやろうとは考えていなかった。

そして2018年夏、あくまでも語学留学がメインで、サッカーも多少できればというぐらいの気持ちで、シドニー空港へ降り立った河原。

約3年ぶりに履いたサッカーシューズ。初めの数日はまったく足が馴染まず、靴ずれも起こした。

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そんな彼女の中で、失われていたサッカーへの【情熱】が、再びみなぎり始めた。

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【サッカーってこんなに面白かったんだ】

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黒人選手とのマッチアップでも、まったく引けをとらないプレーを見せる河原。

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【動きが遅い!もっと走れ!】と、河原に喝を入れる、ヘッドコーチのトニー氏。この厳しさは、彼女に対する期待の表れに違いない。

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カメラに向かって、厳しい表情を見せる宮下。その理由は、、、

太陽が眩しかったから。

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【ホンマ、そろそろ終わりにしてくれへん!】と、大阪弁でトニー氏に訴えかける河原。

【お、おう、わかった、、】と、その訴えに、渋々と応じてしまうトニー氏。

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そして、約一時間半のトレーニングも無事に終了。

久々にレベルの高いトレーニングを終えた彼女の表情は、トレーニング前とは明らかに違った、チャレンジャーとしての表情に変わっていた。

そして帰りの車で放った一言。

【カメラ(を撮っている姿)が気になって、練習に集中しづらかった】

そのカメラマンとは、、

この男であった。

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