今シーズン、35歳にして初めてセミプロ契約を結んだ西村純。その彼とクラブとの契約内容は、1軍の試合に出場し、勝利した場合のみXXXドルが支払われるというもの。
もちろんクラブ側としては、西村を1軍の戦力として獲得したに違いない。しかし結果として、西村は1軍でほとんど試合に出る事なく、22試合のレギュラーシーズンが終了した。
クラブ側から給料を支払われる事もなく、シーズン前に公言をしていた5ゴールも達成できなかった西村。そしてクラブも最下位という成績で、下のリーグへの降格が決まってしまうという、苦悩のシーズンを送った西村に、今シーズンを振り返ってもらった。
【みなさん、お元気でしょうか?今シーズンは、いつも応援していただいている皆さんの期待にそえない、情けなさしか残らないシーズンとなってしまいました。35歳にして初めて、サッカーで給料を貰えるという環境に身を置くことができたものの、自分の実力不足で結局1軍での試合にもほとんど出れず、2軍でもチームを勝利に導く役割を果たすことができませんでした。
しかしながら、所属チームであるBellambiのプレジデント、監督を初めとしたチームスタッフ、そして所属選手達の優しさと暖かさに、どれだけ胸を打たれたことかわかりません。シーズン中にくじけそうになった時も、彼らのおかげで、なんとか頑張り続ける事ができました。
僕自身、サッカーがメインでオーストラリアに来たわけですが、今振り返ってみるとサッカーを通じて、英語でのコミュニケーション能力であったり、オーストラリア人のライフススタイルであったりと、サッカー以外の事を多く学べたと思います。現時点では、来シーズンの事は何も決まっていませんが、たとえオーストラリアでプレーする事になっても、セカンドキャリアを見据えて、サッカー以外の色々な事にチャレンジしていきたいと考えています。
今後とも、西村純をよろしくお願いします。】
【今後は、今までの少し硬いイメージから、面白キャラでいこうかな?なんても思っています】
41歳のニューチャレンジャー、棚橋さんと熱い握手を交わす西村純。
面白キャラデビューした西村の今後の動向に、ぜひご注目を!
豪州フットボーラーズ