昨年のFFAカップ(日本でいう天皇杯)で、ベスト32入りという大挙を成し遂げたBalmain Tigers FCですが、主力選手の放出や開幕前の監督辞任等、不安定なチーム状況でシーズンに突入し、第7節が終わった時点で2勝5敗の8位につけている中での第8節は 3位につけるDunbar rovers FCとのホームゲームとなりました。
この日、Balmain Tigers FCでのデビュー戦となった和田正宏。
Balmain Tigers FCの攻撃の核を担うパクサンユ。
Balmain Tigers FCの守備のリーダーである掃部智寛。
先週からの移籍期間が始まると同時に、プレーヤ―の大幅な入れ替えがあったBalmain Tigers FC。毎試合失点が多いという事で、一回しか練習していない新加入の黒人センターバックのペアーを初起用するといった大胆な采配に出ますが、開始10分で2失点を喫します。
現在の順位が表している通り、選手同士の歯車が中々噛み合わず、低調なゲームを展開するBalmain Tigers FC。その中でも中盤で起用されたパクサンユは、なんとか個の力でこの状況を打開しようとしますが、ゴールは生まれません。
左サイドで起用された掃部智寛。第91回全国高校サッカー選手権大会で、星稜高校のセンターバックとして全国ベスト4入りした経歴を持つ掃部ですが、このチームでの彼の左サイドバックでの起用は、彼の能力が十分に発揮できていないという印象を受けました。
身体能力の高さを活かしたプレーが売りの和田正宏。このチームでの初めての試合にも関わらず、惜しいシュートを何本も打つなど、監督の信頼を得るには十分なプレー内容を見せてくれました。
後半途中からのスーパーサブとしての起用が多い高橋悠。この日も後半途中から投入され、サイドからのクロスを何本が上げていました。
ピッチコンディションが良くなく、相手チームも良いサッカーをしていたとは言い難いものの、上位チーム相手にイーブンな戦いを見せてくれたBalmain Tigers FC。、試合は0-2で敗れたものの、新加入の和田正宏が素晴らしい活躍を見せる等、チームの立て直しに少しでも希望を見出す事のできた試合となりました。
豪州フットボーラーズ