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日本人対決となったNPL1の第15節、Blacktown Spartands対Wollongong Wolvesの試合は、Blacktown Spartandsの攻撃を中核を担う佐々木周と中村風太、そしてWollongong Wolvesの守備の要である川瀬浩太とのマッチアップに、個人的に注目した試合となりました。
現在、リーグ戦最下位につけているBlacktown Spartandsですが、アンダー18と20、ファーストグレードの成績を総合したClub Championshipでも最下位と、NPL2への降格の危機に直面しており、残り一試合一試合が残留の為に絶対に落とせない状況です。この6月の移籍期間にはAリーグとの契約を解除になった選手を、このリーグのトップクラスの給料である週2000ドル(推定)で引っ張ってきており、所属している選手の経歴だけを見ると、なぜBlacktown Spartandsが現在のこの位置にいるのか一般的には理解し難いのですが、逆に言えば元Aリーガーや、オーストラリアでの経歴、実績がある選手ほどプライドが高い傾向があり、そういった部分が他の選手との意識の統一といった部分でのネガティブに作用し、それがチームパフォーマンスへ影響しているといった事も、Blacktown Spartandsの不振の理由を説明しているかもしれません。
試合序盤から相手陣内へ攻め込み、多くの得点チャンスを作るBlacktown Spartandsですが、中々得点には結びつきません。佐々木周も前半にペナルティーエリア内で決定的なチャンスを迎えますが、シュートはバーの上へ。
倒れている中村風太に手をさし伸ばす、川瀬浩太。
佐々木周と川瀬浩太のマッチアップ。どちらとも一歩も譲らない一進一退の攻防が、90分を通じて繰り広げられました。
佐々木周の突破を阻止する、川瀬浩太のスライディングタックル。
互いに体を張った、中村風太と川瀬浩太の攻防。
決定的なチャンスでいえばBlacktown Spartandsの方が多かったものの、結局両チームともチャンスを決めれれないまま試合は0-0のスコアレスで終了。降格を阻止する為に何としてでも勝ち点3が欲しかったBlacktown Spartandsにとっては、痛恨の 引き分けといった結果となりました。
豪州フットボーラーズ