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(オーストラリア)フットサル女子日本代表-藤田実桜のシドニー短期留学②(サッカー)

2016.6.8

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渡航4日目、語学学校が休みである金曜日のこの日は、豪州フットボールマネージメントのサッカー英語学習部門を担当しているAl氏によるカフェでの英会話レッスン及び、シドニー近郊のハイキングを行いました。

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毎週金曜日のお昼時に行われているこのカフェ英会話レッスンですが、元々は僕とAl氏のサッカー情報の交換の場として行っていたものが徐々に発展し、現在は実践的な日常会話と、サッカー用語を学ぶ場として、毎回4人程の日本人が参加しています。現実的な話、オーストラリアで1、2年語学学校に通ったからと言ってビジネスで使える英語は疎か、日常の込み入った話でさえも問題なく駆使できるようになる人は少ないといった状況で、いかに効率的な英語の学習方法を日本人選手達に提供できるか、といった事を考え続けた挙句、サッカーが好きで、元々親交があったAl氏と共に英語のレッスンを始める事になった訳です。語学学校に数カ月通い、学校では上のクラスに属する日本人選手でも、初めはAl氏の簡単な内容の英語も聞き取れず、更に自分が言いたい事も満足に言えない状態でしたが、数カ月が経った今、オージー訛りのスラングを含んだAl氏の英語を聞き取り、自分が言いたい事を途切れ途切れですが表現できるようになってきました。藤田さんにとってはこの日のカフェレッスンは、他の日本人達が英語でAl氏と会話をしている姿に刺激を受ける事により、日本に帰ってからも英語を継続して勉強しようという大きなモチベーションの場になったと思います。

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カフェから車で移動し、近郊のハイキングコースへ。オーストラリアの素晴らしい自然を肌で感じる事ができた時間となりました。

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夕方には現地の日系の子供達を対象に行っている「ソルリエーフ・サッカースクール」にコーチとして参加し、子供達と楽しいひと時を過ごしました。

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この日の夜は、NSW州1部リーグで現在3位につけるManly Unitedのトップチームの練習に参加となりました。

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このチームもSydney University SFC同様、日本人どころかアジア人選手が皆無といった状況でしたが、藤田さんを快く迎え入れてくれます。

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ヘッドコーチが他州へ出張中という事で、この日はアシスタントコーチが指揮を執りましたが、このアシスタントコーチがとてもフレンドリーで、トレーニングを行う際に藤田さんが理解していないと気付くや否や、わざわざ彼女の為にトレーニングを止めて横で丁寧に説明してくれるという、なんともVIP的な扱いを受けながらの練習となりました。

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「ガンバレ!」といった簡単な日本語を使いながら、藤田さんが緊張せずに楽しみながらトレーニングに臨めるように配慮をしてくれた、ウイリアムコーチ。

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練習後の試合撮影。この日も朝から晩まで、素晴らしい人達と貴重な時間を過ごす事のできた一日となりま した。

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土曜日はフリータイムという事で、弊社のドライバー兼カメラマンとして活躍してくれている斉藤麻衣子とシティー観光を楽しみ、サッカーは一日オフ。そして日曜日の午前中は、僕が定期的に参加しているオーストラリア人のサッカーサークルへの参加となりました。

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白人から黒人、南米系からアジア系まで、様々なバックグラウンドをもった人達が集まって行われているこのサッカーサークル。多民族国家であるオーストラリアだからこそ味わえる、貴重な経験です。

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女性だからと言って、一切の手加減もないガチンコサッカーながら、男性の中で普通にプレーできてしまう藤田さん。

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彼女の足技になんとか食らいつこうとするオッサン。

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藤田さんのフェイントに重心を崩し、転んでしまったオッサン。彼らにとっても小柄なアジア人の女の子がまさかこんなにも上手とは、思ってもみなかったと思います。普段のクラブの練習とはまた違った雰囲気の中、サッカーを純粋に楽しむ事のできた日曜日の午前となりました。

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やはりオーストラリアに来たからにはビーチでのバーベキューは外せない!という事で、午後からはAl氏ファミリーと共に、シドニー北部にあるビーチでバーベキューを行いました。

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サッカー留学中につき、お酒は禁物!という事で、ジュースを片手にポーズを取る藤田さん。

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Al氏が現在日本語を勉強中で、多少の日本語なら理解できる為、日本語と英語を混ぜながらコミュニケーションを図るこの二人。

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バーベキューに必須なソーセージやビーフはもちろん、オーストラリアならではのカンガルーの肉も、この日は登場しました。果たして味の感想は?

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幻想的な赤みを帯びた冬の夕日が沈んでいくのを見ながら、彼女は何を思っていたのでしょう?

(写真撮影:寺本貴生、斉藤麻衣子)

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