オーストラリア2部に相当するNPL(National Premier League)ですが、2枠という外国人枠だけでなく、ポイントシステムという制度の為、外国人がこのリーグでプレーするのは年々ハードルが上がってきています。そんな厳しいリーグですが、3人の日本人選手がプレーしているBlacktown Spartandsというクラブがあります。外国人枠は2枠しかないのに、3人の日本人がプレーする事が可能なのか?との質問が直ぐに聞こえてきそうですが、とりあえず、2015シーズンにBlacktown Spartandsと契約した3選手をご紹介します。
佐々木周、24歳。関西大学を卒業後、2014年2月にオーストラリアへ渡航。3回目の練習参加でNPLのMarconi Stallionsと契約し、クラブの中心選手として大活躍。オフシーズンには6つのクラブからのオファーを貰うものの、一番獲得に熱心だったBlacktown Spartandsと契約。
中村風太、23歳。東京学芸大学卒業後、Queensland州のNPLクラブであるSunshine Coast FCでプレー、19試合でチーム最多得点の13点を挙げる。そこでの活躍を動画で確認したBlacktown Spartandsの監督から、獲得したいという熱烈なオファーを受け、好条件でBlacktown Spartandsと契約。
塩澤智裕、23歳。父がオーストラリア人、母が日本人のハーフ。生まれも育ちも日本だが、Aリーグ、更にはオーストラリア代表でのプレーを目標に、オーストラリアパスポートを取得。2014シーズンはNPL2のSydney Universityの中心選手としてプレーし、2015シーズンはBlacktown Spartandsと契約。
NPLのプレーシーズンとして行われたこの日の相手は、佐々木周の古巣であるMarconi Stallions。シーズン途中で監督が交代となり、新しい監督からはあまり評価が高くなかった佐々木周が燃えないはずがありません。
後半2ゴールを決める活躍を見せ、チームへの勝利へ貢献、新加入にも関わらず、早くもファンの心を鷲掴みにした佐々木でした。
そんなわけで今シーズンは目が離せないBlacktowon Spartands。日本人選手3人を擁してどこまで躍進できるのか?今からとても楽しみです。
豪州フットボーラーズ