昨年の11月末、僕のLINEに、一通のメッセージが届いた。
【ただしさん、お久しぶりです。ご無沙汰しております。 今年日本に帰り、サッカーも辞めて日本で仕事していたのですが、もう一度サッカーをしたいと強く思うようになり、来年オーストラリアに戻りプレーすることを決めました。】
オーストラリアでの一年目、2016シーズンには、Illawarra Premier Leagueに所属する、Albion Parkでプレー。
チームは、llawarra Premier Leagueのファイナルシリーズ優勝、個人としても、決勝戦のMVP、そしてリーグ最優秀選手選手に輝き、オフシーズンには、Illawarra Premier Leagueの全てのチーム、そしてNPL1のWollongong Wolvesからオファーを貰った彼。
それらのオファーを蹴り、NPL1の強豪、Blacktown Cityの練習に参加。
契約直前まで行くものの、足を負傷し、その影響でBlacktown Cityとは契約できず、Albion Parkで2017シーズンもプレーする事になる。
このAlbion Parkで、2016シーズン程の輝かしい活躍を見せる事はできなかったものの、FFAカップでは、NPL1のHakoah に圧倒的な存在感を見せつけ、このクラブから2018シーズン契約の打診を受けた。
そんな輝かしい実績と、突出した実力を持っているプレーヤー。
【奥野将平】
この男が、オーストラリアへ戻ってきた。
【2016年、IPLファイナルで大活躍をした、奥野将平の動画】
2016年のオフシーズン、AリーグのCentral Coast Marinersとの練習試合で、現在はKリーグの、仁川ユナイテッドでプレーするKwabena Appiah-Kubi (右)と、マッチアップした奥野。
このKwabenaをして、【Aリーグでプレーできるだけの実力を十分に持っている選手】言わしめたパフォーマンスを見せた彼の、2019シーズンの最低限のノルマは、NPL1でプレーする事である。
約一年間、サッカーのピッチから離れていたが、その技術は全く衰えてはいなかった。
NPLクラブ同士の練習試合では、練習生ながら、チームの中心として攻撃をけん引し、このチームに不可欠な存在だという事を見せつけた奥野。
オーストラリアへ戻ってきてから約二週間後、2016シーズンにFFAカップで対戦した相手である、Hakoah FCと、2019シーズンの契約を交わし、ついにNPL1の舞台へ足を踏み入れる事に成功した。
僕が今までサポートしてきた100人近くの日本人選手の中でも、トップ3に入る実力を持っている奥野将平。この彼がNPL1という舞台で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか?
今から楽しみで仕方がない。
豪州フットボーラーズ