昨シーズン、所属していたBankstown Unitedを、State LeagueからNPL3に昇格させる原動力となった、犀川稔久。
State Leagueのシーズンベストプレーヤーに選ばれた彼は、NPL2のBankstown Berriesから好条件でオファーを貰い、2019シーズンは同クラブでプレーする事を決意する。
そしてシーズン開幕。
犀川にとって、満を持して臨んだNPLの舞台だったが、チームが全く勝てないという、苦しい日々が続く。
開幕前の下馬評が高くなかったとはいえ、12試合を終えて10敗2引き分けと、一勝もできないまま5月の移籍期間を迎えてしまったBerries。
彼自身のパフォーマンスは決して悪くなく、外国人選手としての役割は十分に果たしているのに、チーム状況は良くない。
いくらカテゴリーが上がったとはいえ、勝つのが当たり前だった昨年の常勝軍団から、全く勝てない今年の弱小軍団でプレーする事は、決して楽しくはない。
そんな中、複数の移籍打診が、犀川の下へ届く。
2020シーズン、NPL1でのプレーを目標に、来シーズンに繋がるチームでのプレーを今年はしたいと話してくれた、犀川。
そんな彼が2019シーズンをどのチームで終えるのか、本人でさえまだ分からない状況だ。
しかし僕は、犀川が今シーズンどんな場所でプレーしようと、来シーズンはNPL1でプレーできると確信している。
豪州フットボーラーズ