先週、NSW州3部に所属するBalmain Tigersに、東京都社会人リーグ1部に所属するHBO東京出身の二人、高橋悠と掃部智寛が加入しました。
このBalmain Tigersですが、2015年のFFAカップ(日本でいう天皇杯)でベスト32入りし、ベスト16を掛けた戦いでは、AリーグチャンピンのMelbourne Victoryと対戦するいう大舞台を経験したクラブで、今年はNPL1から経験のある監督を招聘し、本格的にNPL2への昇格を狙っています。
昨年、Illawara Premier Leagueでプレーしたパクサンユも、2016シーズンはBalmain Tigersへ加入し、既にチームでの欠かせない存在となっています。
このカテゴリーは外国人枠がないので、日本人を始め、フランス人やらイタリア人など多くの外国人選手がこのチームでプレーしています。
正式に契約後、クラブのオーナーと一軍の監督と。高橋、掃部共に、初めてサッカーで給料を貰うという事実に、喜びを隠せません。
契約後、初めての練習試合では、掃部は左サイドバックでスタメン出場、高橋はベンチスタートとなりました。
とにかく、いい意味でプレーがシンプルすぎて、中々シャッターを切るタイミングが難しい掃部。カメラマンの気持ちからすると、ドリブルをするとかして、もう少しボールを持っていて欲しい!
シンプルな掃部が珍しくオーバーラップ!この一枚が、この試合での掃部のベストショットです。
そして後半10分過ぎ頃に、背番号75番を付けた高橋悠がピッチに立ちます。
27歳にして、サッカーでお金を貰ってプレーする夢を叶えた高橋悠。本当のチャレンジはこれからです。
監督からは、もう少し声を出して周りとコミュニケーションを取れと要求されている高橋。しかし後ろから掴まれたこのファールに対し、普段はピッチ上で大人しい高橋も、
この怒りの表情!
27歳という、サッカー選手としては決して若くない年齢で、日本での安定した仕事を辞めてまでオーストラリアにチャレンジしにきた高橋悠に対し、他の選手以上に感情移入してしまうのは仕方がないのかもしれません。まだまだ始まったばかりの彼の挑戦ですが、日本に帰る時に、仕事を辞めてまでして、オーストラリアにきて本当に良かったと思えるぐらい、オーストラリアで素晴らしい経験をしてほしいと思います。
アルバイト先で店長に怒られてばっかりで、最近疲弊している西村純34歳。まだまだ彼のオーストラリアでのチャレンジも続きます。
豪州フットボーラーズ