今週の日曜日に行われる大会 「Arab Bank Australia Cup 2016」に、シドニー日本選抜チームの参戦が決まりました。
シドニー日本選抜チームとしては約2年ぶりの試合となるこの大会ですが、前回参加した大会では予選を無敗で一位通過するものの、決勝トーナメント一回戦で格下のオーストラリアにまさかの敗戦を喫するという苦い経験をしただけに、今回は前回大会の無念を晴らすべく、優勝を最低ノルマとして大会に臨んて行きたいと思います。
先月に行われたミーティングでは、シドニーの各エスニックコミュニティーの代表者達が集まり、大会に関する意見交換とルールの確認、そして試合の抽選が行われました。Arab Bank Australia Cupという名称なだけに、大会に参加するコミュニティーの半数以上がアラブ国のコミュニティーであり、その代表者達が殆ど５０代、６０代といった年齢の中、このミーティングの参加者で唯一の30代であろう、日本選抜チーム代表の僕がこの場に参席している事自体、なんとなく場違いな感じがしなくはなかったのですが、このサッカー大会を通じて、シドニーでの日系コミュニティーと他コミュニティーの交流を促すという重大な任務を僕自身が少なからず背負っているだけに、この大会が成功裏に運営される様、しっかりと意見を述べてきました。
今回のこの大会の主催者であるAustralian Lebanese Football Associationの代表を務める、Remy Wehbe氏。
抽選の結果、日本はレバノン、ヨルダン、イランと同じグループに。全て中東勢との戦いとなりましたが、彼らが果たしてどれぐらいの実力を持っているのか、全く未知数です。
ミーティング終了後には、今大会のスポンサーであるレバニーズレストランで、各コミュニティーの代表達と共に中東料理を堪能しました。各コミュニティーを代表する人達だけあって、大きな会社を経営していたり、レストランを何軒も経営していたりと財政的にもかなり余裕があり、各サッカー協会にも多くのスポンサーがついている中、シドニー日本選抜チームの現状は、僕と僕の友人数名でお金を出し合って運営している状況なだけに、この大会で優勝して、ちょっとずつ日系のスポンサーもつけていければなと思っています。
今日、大会の為の登録メンバー表を提出した際に、僕の独断で背番号も決定しましたが、注目の11番を背負うのは日本選抜最年長の西村純。この大会の為に激しいトレーニングを積んできたという西村純なだけに、この大会でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、とても楽しみです。
豪州フットボーラーズ