キーパーのレベルが高いと言われているオーストラリア。
そのオーストラリアのセミプロリーグで、175センチの日本人ゴールキーパーが、リーグ最優秀ゴールキーパー賞を受賞するという快挙を成し遂げた。
家田卓22歳。
2018シーズン、 ILLAWARRA DISTRICT LEAGUE に所属する、UNIVERSITY FCでプレー。
チームは、12位中11位と、なんとか降格をまぬがれる事ができた、厳しいシーズンを送る事になった。
そういった中でも、家田のゴールキーパーとしての活躍ぶりは、群を抜いていた。
レギュラーシーズン22試合で、69失点。
この失点数はリーグ最多であり、優勝を果たしたConiston FCの失点数、18失点と比べると、三倍以上の開きがある。
単純に失点数だけを見たとき、彼はこの賞の受賞に相応しくないと思われるかもしれない。
それでも家田がこの賞を受賞する事ができた理由とは?
授賞式当日、家田は既に日本へ帰国していた。
その為、代理としてチームスタッフが、受賞トロフィーを受け取った。
このチームスタッフが、
【スグルは、ピッチ内だけでなく、ビッチ外でも、ジェントルマンであった】
とスピーチで語っていた通り、ピッチ内のプレーだけでなく、ピッチ外での振る舞いを含めた総合的な評価によって、家田がこの賞を受賞する事ができたのかもしれない。
オーストラリアを出国する前日、この地で得た経験、思いを語ってくれた家田。
本人も全く予想だにしなかった、リーグ最優秀ゴールキーパー賞受賞。
この受賞によって、さらに自信をつけた家田のサッカージャーニーは、まだ始まったばかりだ。
豪州フットボーラーズ