シドニーから車で約1時間半、イラワラ(Illawarra)と呼ばれるこの地域にあるIllawarra Premier Leagueでの日本人選手の評価が、去年より急上昇中です。
昨シーズンのこのリーグに所属する日本人選手達の活躍のお蔭で、トップリーグに属する12チームの内、11チームから日本人選手を獲得したいという電話が僕の携帯に掛かってくる位、日本人の売り手市場となっているこのIllawarra Premier Leagueの魅力は、NSW州1部、2部同じく外国人枠があるものの、ポイントシステムといった外国人選手に不利なシステムが存在せず、選手の給料も、NSW州の1部に劣らない位の額を出すクラブがあるという事です。
それ以外にも、試合の観客数もNSW州1部に引けを取らず、ローカルニュースのスポーツコーナーで試合のハイライトが流れたり、新聞のスポーツ欄に試合内容や写真が掲載されるといったりと、セミプロというカテゴリーでは収まらない位の待遇を受けているのが、このIllawarra Premier Leagueです。
殆どどのクラブからも、「点を取れるストライカー」を送ってくれと言われるぐらい、このリーグでのストライカーの需要は高く、一シーズン20ゴールを取れるストライカーであれば、基本給で月3000ドル(日本円で約26万)を出すというクラブもあります。このリーグでの日本人選手の平均給料が月500ドル~2000ドルという事を考えた時、このオファーは破格ですが、セミプロというカテゴリーながらサッカーだけ生活できる位のお金を貰う事ができるという点も、このリーグの魅力です。
寺本貴生の大学の後輩がシドニーで短期語学留学しているというのを、寺本が大学のコーチを通じて偶然知り、本人の希望もあってIllawarra Premier Leagueのクラブの練習に連れていきました。本人も日本では経験できないレベル、そしてオーストラリア人を相手のプレーに、大変刺激を受けていました。
そんな彼、ホームステイの飯ばっかりで、オーストラリアに来て外食を一回もしていない!という事で、いつもの韓国人街で、肉を中心とした料理をガッツリご馳走しました。。一緒にトレーニングした日本人選手達ともだいぶ打ち解け、本当に良い一日を過ごせたようです
豪州フットボーラーズ