豪州3部に該当する、National Premier League NSW Men’s2の第2節、Bankstown City FC とMt Druitt Town Rangersの試合に行ってきました。昨年に続いてMt Druitt Town Rangersでプレーする堀滉二郎は、左MFで先発出場です。相手のBankstown City FCは、元オーストラリア代表で2006年FIFAワールドカップにも出場し、昨年までWestern Sydney WanderesでプレーしていたMichael Beauchampと、同じくオーストラリア代表歴があり、昨年までWestern Sydney WanderesでプレーしていたDean Heffernanを獲得し、今シーズンの、長らく遠ざかっているNPL1復帰への本気度を感じる事ができます。
試合を通じてにボールをBankstown Cityにキープされている時間が長く、ボールに絡む機会は多くはありませんでしたが、左サイドのライン付近にポジションをとり、ボールを受けると積極的に一対一を仕掛けるとシーンが幾度とあった堀滉二郎。相手選手に比べて体は大きくないものの、球を扱う技術はもちろん、スピード、球際でオーストラリア人選手に負けていないところが、彼がこのクラブの中心選手として、11番を背負ってプレーしている理由だともいえます。
このリーグでは別格の経歴と経験を持つ、相手ディフェンダーのMichael Beauchampから執拗なマークに遭う堀滉二郎でしたが、何度もスピードで彼を置きざりにする場面が見受けられました。去年の今頃はACLで川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島の選手達を相手にプレーをしていた彼が、一年後にはセミプロリーグである豪州3部の舞台でプレーしているとは、誰が想像出来たでしょうか。(一番下の画像は去年のホームでのサンフレッチェ広島戦)
Bankstown Cityの上の画像の黒人選手は2年程前から知り合いで、現在20代前半の彼は、3年前までは本格的にサッカーをやった事がなかったという選手なのですが、この試合ではハットトリックを記録し、黒人選手の潜在能力を見せつけてくれました。黒人特有の、しなやかながら強い筋力を持ち合わているこの彼、特にこの画像の太腿の筋肉の割れ目は凄まじいの、一言です。
堀滉二郎の孤軍奮闘も空しく、Mt Druitt Town RangersはBankstown City FCに0-5というスコアで敗戦。スコアほど内容に差は無かったものの、ミッドウィークにNPL1のクラブとのカップ戦を控えているMt Druitt Town Rangersにとっては、ここで勝って勢いをつけておきたかったに違いありません。
豪州フットボーラーズ