日曜の午後5時にキックオフされたNPL NSW Men’s1第2節、Sydney United58 vs Wollongong Wolvesの試合では、川瀬浩太はセンターバックでのスタメン出場となりました。
ホームでの開幕戦を逆転勝利で飾り、勢いづいているWollongong Wolvesに対し、アウェーでのBlacktown FCとの緒戦を引き分け、今シーズンのホームでの初試合で勝ち点3がどうしても欲しいSydney United58の戦いは、カウンターのWollongong Wolvesと、ポゼッションのSydney United58という構図の戦いになりました。
どこのNPLの会場でも見かけるイヤホンを付けた怪しげなアジア人。どこからみてもサッカーに興味がなさそうな風貌した彼らが何をしているか知っている方は、相当なNPL通です。
自軍でボールを回される時間が多かったものの、セットプレー時にはゴール前まで上がり、ヘディングの強さを見せた川瀬浩太。この試合、空中戦では相手に負ける事は殆どありませんでした。
Wollongong Wolvesのチリ人ストライカーNicholas。1ヶ月前ぐらいに見た時は全然フィットしていなかったものの、開幕に照準を合わせて相当コンディションを上げてきたのが伺えました。
Sydney United58は中盤に170センチ前後のPeter Traintis 、Nick Stavroulakis 、Panni Nikas といった選手達が小気味よいパスワークを見せるのに対し、Wollongong Wolvesは中盤からの中距離パスに、Nicholas bernalがディフェンスの裏へ抜けていくといったサッカーを展開します。
前半はWollongong Wolvesがカウンターから何回か決定機を迎えるものの決めきれず、逆に後半の立ち上がりにSydney United58に先制ゴールを決めれれ、その10分後にもキーパのキャッチミスから追加点を許し、ホームのサポーターは歓喜で湧きかえります。
Sydney United58のサポーター軍団。試合中の彼らの審判や相手選手に対する罵倒は相当なレベルなので、教育上、決して小さい子供をこの会場に連れて行ってはいけません(笑)。
後半、Wollongong Wolvesの選手がディフェンスの裏へ抜け出し、完全にキーパーと一対一となる場面で、Sydney United 58のディフェンスの選手がこの選手の腕を掴み、ペナルティーボックスのギリギリ外側でファールを犯しましたが、誰もがレッドカードだと思ったこの場面で、なんとイエローカードのみという判定を下し、完全に試合を壊してしまったこの主審。結局、Wollongong Wolvesが1点を返し、その後も波状攻撃で畳みかけるものの、Sydney United58がギリギリのところで粘りを見せ、2-1のまま試合終了のホイッスルが鳴りました。
Wollongong Wolvesにとっては負けに値しない試合内容であっただけに、この敗戦は悔やまれるところですが、監督がやろうとしているサッカーが段々と形になってきているだけに、彼らの今後のパフォーマンスに期待できそうです。
豪州フットボーラーズ