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今シーズンからNPL2に参戦しているWestern Sydney WanderersとBankstown Cityの試合は、Bankstown CityのホームであるJensen Parkに多くのローカルファンが詰めかけた中、互いに開幕3連勝中のトップ争いという事で、両者とも一歩も譲らない白熱した内容となりました。
今シーズンよりBankstown Cityでプレーする堀滉二郎。右ウィングのポジションで出場したこの試合では、豊富な運動量と鋭いドリブルで、Bankstown Cityの攻撃を牽引します。
元オーストラリア代表、そしてWestern Sydney Wanderersでは小野伸二と共にプレーしていたMichael Beauchampは、昨シーズンよりBankstown Cityでプレーしています。35歳というサッカー選手としては決して若くはない年齢で身体的な衰えは隠せないものの、豊富な経験とリーダーシップでチームを引っ張ります。
右サイドバックのDarioは、堀滉二郎のコンビネーションで、右サイドから多くのチャンスを作りだします。
Western Sydney Wanderersは、平均年齢が19歳に満たないという若いメンバーをピッチに送りだしてきましたが、アンダーの代表でプレーしている選手も数人おり、フルタイムでサッカートレーニングをしているた為、Bankstown Cityよりもボールを長く支配する時間が続きます。
Bankstown Cityのサポーター達。マケドニアコミュニティーが母体となっているBankstown Cityという事で、彼らの殆どがマケドニアの移民2世、3世達ですが、試合中にもマケドニアを連呼する位、祖国愛が深い彼らです。
昨年末に行われたアンダー19のアジア大会で、オーストラリア代表の主力としてプレーしたLiam Youlley。ファーストチームでの出場歴もある彼は、Western Sydney Wanderersの中心選手としての成長を期待されている選手です。
Western Sydney Wanderersがボールを回す時間が多い中、カウンターからのヘッドでBankstown Cityが先制します。
Bankstown Cityに関して、流石にNPL2で首位争いをするチームだけありNPL1でのプレー経験がある選手も多く、NPL1の下位のクラブと比べても実力は殆ど変わらないと、この試合を見て感じました。
Western Sydney WanderersはNPLのクラブと違いフルタイムでサッカーのトレーニングを行っているだけあり、個人のポテンシャルは勿論、チームとしても組織的にしっかりしているという印象を受けました。
後半にも追加点を挙げたBankstown Cityが、試合終了間際に1点を返したWestern Sydney Wanderersを2-1で退け開幕4連勝を記録、NPL1への昇格に向けて更に一歩前進した試合となりました。
この試合のハイライトです。
豪州フットボーラーズ