大阪学院大学を卒業し、今年の3月末にオーストラリアへ渡航してきた、高橋伸。
サッカーだけでなく、英語の習得も、同じぐらいの情熱を持って取り組みたいと、初対面で話してくれた彼。
オーストラリアに到着した翌週から、午前8時から午後3時まで語学学校で英語の勉強、午後7時から午後9時までサッカーの練習という、ハードなスケジュールが始まった。
約一カ月の間、複数のチームの練習に参加した高橋。
最終的にNSW State Leagueに所属する、Hurstville City Minotaursとの契約を勝ち取る事に、成功する。
チームの一員として正式に合流してから、すぐに左サイドバックのポジションを確保。
それ以降シーズンが終わるまで、そのポジションを誰にも受け渡すことはなかった。
日本でも決して身体が大きい方ではないが、オーストラリア人選手の中に混ざると、その小ささがひと際目立つ高橋。
そんな彼の武器は、【俊敏さと左足のキックの精度】。
高橋のデビュー戦となった、このBankstown Unitedとの一戦では、相手チームとの、【個の力】の差を感じた。
しかしその差は、【決して埋める事のできない】ものではない。
それを縮める為に、今自分ができる事。それはひたすらトレーニングをする事だ。
【高橋伸の、Hurstville City Minotaursでのデビュー戦の動画は[E:#x1F446]から】
最終的に8位で終えた、Hurstville City Minotaursでの、高橋の2018シーズン。
最終的にリーグチャンピオンとなったBankstown Unitedと、デビュー戦でプレーできたことが、このリーグを戦っていく上での大きな自信となった。
このリーグでは、自分の【俊敏さと左足のキックの精度】が、ある程度通用した。
しかしさらに上のレベルでプレーするには、今の実力のままでは厳しい事も分かっている。
高橋伸のオーストラリアでのチャレンジは、まだ始まったばかりだ。
豪州フットボーラーズ