今シーズン二回目となる梶山知裕の試合、NPL1第5節のSutherland Sharks vs Parramatta FCの試合の観戦に行ってきました。
この日は左のMFでの出場となった梶山。相変わらずの鋭いドリブルを随所で見せ、相手ディフェンダーを翻弄します。
現在公式戦3連敗中のSutherland Sharks。しかしながらこの日は連敗中とは思えない程のチームパフォーマンスで、前半からParramatta FCを圧倒します。
ドリブラーというと、ボールの持ちすぎや判断の悪さが指摘される事がありますが、彼はドリブラーにも関わらず、簡単にプレーしなくてはいけない場面では簡単にプレーし、勝負にいける場面ではとことん勝負をするという、見ていて分かりやすく、気持ちいいプレーをする選手です。僕が今までみてきた選手の中でも、ドリブルに関してはベスト３には入るぐらい、ドリブルの切れも持っています。
そして彼の人間性もオーナーを始めとするクラブから高く評価されています。あまりこのブログでは選手の性格の事は書かないのですが、彼は性格もいい奴で、サッカーに対する意識もかなり高いです。今まで数多くのチャレンジャーをサポートしてきましたが、中にはとんでもない奴らもいて、自分の事しか頭になく、周りに迷惑を掛ける勘違い野郎もいましたし、家賃を踏み倒してバックレる奴もいました。そういった中で、人間的に互いにリスペクトしあえる関係にある選手に対しては、僕も人間である以上、彼らの人生に少しでもプラスになれるようサポートをしたいと思う気持ちが生まれますし、彼もその中の一人である訳です。
試合は梶山知裕の攻守に渡る活躍により、Sutherland Sharksが2-0で今季ホームでの初勝利を飾りました。僕の中でのこの日のMVPはSutherland Sharksのキーパーで、その次は梶山だったのですが、公式サイトのよると、MVPは予想通りキーパーで、次点は先制ゴールを決めたJoshuaという選手でした。これに関して言わしてもらうと、彼は正直ゴールを決めた以外、特にこれといった活躍は見せていなかったし、後半の守備の運動量の落ち方が酷く、彼のスペースを梶山が埋めていたという話を梶山と帰りの車の中で話していたので、本当にこの採点方法にはクエッションマークばかりなのが、正直な気持ちです。なにがともあれ、梶山知裕は本当にいい選手だという事を再実感させられた、土曜日のナイターゲームでした。
豪州フットボーラーズ