豪州フットボーラーズ
COLUME

(オーストラリアサッカー)JUNのレガシーを引き継く男たち

2019.6.5

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西村純が昨シーズンプレーした、Kiama FC

このクラブの監督から、(JUNの様なプレーヤーを送ってくれ!)との電話が、約一か月に来た。

JUNの様なプレーヤーという言葉の解釈に多少の時間を要したものの、僕の解釈(?)なりに、その条件を満たしているであろう3人のプレーヤーを、このクラブに送った。

そして一回の練習参加で、3人ともオファーを貰う事に成功。

その3人が揃ってスタメン出場するという連絡を受け、先週土曜日、シドニーから車をぶっ飛ばして、ウーロンゴンの試合会場へ向かった。

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小城奏太(20)、ストライカー。

ファンキーな見た目、そして180センチを超す恵まれた身体条件を持っているものの、プレースタイルは至ってソフトな彼。

足元の技術もあるだけに、もっとガツガツとしたプレーを覚えれば、相当期待できるプレーヤーである。

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網中龍(20)、ボランチ。

決して派手さはないものの、チームメートに絶対欲しい選手。トルシエ監督時代の、明神智和の様な選手とでも言えようか。

逆に言えば、何か強烈な武器が一つでもあれば、更に上のレベルでプレーできるであろう。

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山中真哉(22)、ウィンガー。

オーストラリアでサッカーをするのには細すぎるのでは?と心配するぐらい、細身の彼。

しかし身体が軽い分、ドリブルにスピードもあり、この試合では相手ディフェンダーをチンチンにしていた。

もう少し筋肉を付けたら、相当な選手になる可能性も?

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網中が後半中盤、膝の靭帯損傷というアクシデントに見舞われる。

この時点でリードしていたKiama FCだったが、そこから立て続けに失点を食らい、逆転負け。

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試合後、選手達が口を揃えて言っていた(このリーグの球際の激しさは、半端じゃない。)という言葉の通り、試合を通じてラグビーの様なタックルが飛び交い、網中だけでなく、小城、そして山中も、軽い負傷を負った。

この試合で、西村純の様な存在感をこの3人が出せたかと言えば、正直イエスとは言い難い。

しかしまだ一試合を終えたばかり。

Kiama FCのレジェンド、西村純のレガシーを引き継ぐべく、彼らには引き続き頑張ってほしい。

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