高校の卒業式を終える前に、オーストラリアに渡航してきた18歳、中野大愛。今回はまだあどけなさが残るこの18歳チャレンジャーの、空港到着からセミプロクラブでの初練習参加までの様子をお届けします。
現役高校生ながら、既にフィリピンのトップリーグに所属するチームでの練習参加を経験し、元シドニーFCプレーヤーである、森安洋文とのスカイプでのマンツーマン英会話レッスンを数カ月に渡って受けてきたというだけあり、他国での生活に対する不安を微塵とも感じさせない表情で、シドニー国際空港のゲートを出てきた中野太愛。
Illawara District Leagueに所属する、セミプロクラブであるFernhill foxesのトップチームの練習に参加。普段はあまりトレーニンググラウンドに姿を見せる事のない多忙を極めるクラブのオーナーも、この日ばかりは直接中野をグラウンドで出迎えてくれました。
既にこのチームの練習に参加してる佐藤圭介と共に、監督の説明に真剣な眼差しで耳を傾ける中野太愛。好きなサッカーをしながら生きた英語を学んでいるという、素晴らしい環境に自分自身が身を置いているという事を実感したに違いありません。
練習後には、オーストラリアサッカーの印象を率直に語ってくれた中野太愛。キーパーという、日本人が海外で勝負するにはかなり厳しいポジション、そしてキーパーとしても小柄の部類に入る中野が、それでもオーストラリアでチャレンジしようと決心したその強い気持ちを、この日のトレーニングの中で十分と感じる事ができました。
18歳という、まだまだ乾いたスポンジのように何でも吸収できる年齢でオーストラリアでチャレンジしている彼を見ながら、こういった10代の若い子たちの為に僕自身がさらに何を提供できるか、引き続き考えていきたいと思います。
豪州フットボーラーズ