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(オーストラリア)青木将洋とRydalmere Lions(サッカー)

2017.6.4

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オーストラリア渡航以後常に怪我に悩まされ続けた男、青木将洋が、4月1日にRydalmere Lionsの一員として、トップチームでの公式戦デビューを果たしました。

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怪我の影響で、開幕から5試合ほどはアンダー20の試合でコンディションを調整してもらうとトップチームの監督から言われていたものの、開幕2試合目にしてトップチームのスタメンに抜擢された青木。このリーグでの優勝候補の最右翼と言われているRydalmere Lionsのチーム内での厳しいポジション争いを勝ち抜いての、堂々のスタメン出場となりました。

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昨シーズンは日本人を始めとした多くの外国人選手を擁し、最後まで昇格争いを演じたRydalmere Lionsですが、今シーズンからはこのカテゴリーでも外国人枠が2枠に設定された為、大きなメンバー変更を余儀なくされたRydalmere Lions。多くの外国人選手が昨年からこのチームの練習に参加した中で、この2枠という狭い外国人枠の1枠を実力で掴み取った青木に対し、ヘッドコーチであるTony Bashaは多大な信頼を寄せいています。

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この試合では3トップの中央に配置された青木ですが、周りの選手との呼吸が中々合わず、前半序盤は中々ボールに触れる事ができません。

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この試合でのパフォーマンス如何によって、スタメンに定着するか、もしくはベンチスタートになるかという事が大きく左右されるという事を本人も十分に分かっているだけに、このチャンスをものにしてやろうという青木の気迫が、観客席にまで伝わってきます。

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上のカテゴリーでのプレー経験を持つ選手を数多く揃えるRydalmere Lionsの中でも、圧倒的な風貌と、ずば抜けた経歴を持つAhmad Elrich。2004年から2006年までオーストラリア代表として17試合に出場し、5ゴールを決めている彼を僕が初めて見たのは2002年、当時のオーストラリアのトップリーグに所属するParramatta PowerでプレーしていたAhmad Elrichはドリブルを得意とする選手で、俊足を生かして相手ドリブラーを抜き去る姿が印象的な選手でした。その後、Kリーグやイングランド・プレミアリーグでもプレーした彼は2010年にAリーグのCentral Coast Marinersでプレーしたのを最後にサッカーの表舞台から姿を消すものの、学生時代からの友人でもある、監督のTony Bashaからの積極的なラブコールに答える形で、今シーズン、Rydalmere Lionsでプレーする事が決まったという訳です。現在は、2002年当時の姿から想像もつかないぐらいの筋骨隆々の体形に変化し、この試合でも、運動量は少ないものの、キープ力とパスセンス、シュート力で圧倒的な存在感を見せていました。

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味方からのサイドからの低いクロスに対し、数十センチ足が届かなかった青木。

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元オーストラリア代表選手ともなると、止める、蹴るといった基礎技術の高さは周りに比べて、やはり群を抜いています。

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この試合の模様を真剣に撮影する、藤田カメラマン。ジュニア用のビブスがピチピチ過ぎて窮屈そうですが、文句を一言も漏らさずに、常に黙々と撮影に没頭しています。

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筋トレとプロテイン摂取を常に欠かず、日本人の中ではマッチョな部類に入る青木ですが、オーストラリア人選手の 中に混ざると、普通に見えてしまいます。この左のオーストラリア人ディフェンダーも日本人からすると、もはやサッカー選手とは言い難い体形をしています。

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監督であるTony Bashaの、この険しい表情。

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このボールにもタイミングが合わず、、

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今日の俺は持ってないな、とでも言っているような青木のこの表情。

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ハーフタイムを1-0のリードで折り返したRydalmere Lions。

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後半も積極的に得点を狙いに行った青木ですが、プレー中の負傷により途中交代を余儀なくされ、この日は無得点で終わりました。

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後半中盤に炸裂したこのAhmad Elrichのミドルシュートにより、この試合を2-0で勝利したRydalmere Lionsは、開幕2試合で勝ち点6をしっかりと確保し、昇格に向けて順調なスタートを切る事ができました。パフォーマンス自体は決して悪くなかったものの、得点にはあと少し足りなかったこの日の青木。負傷により次の試合の出場が不透明となてしまった青木ですが、次に出場した時には、ぜひ得点を取ってくれると期待しています。

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