NSL(Aリーグの前身であるオーストラリアトップリーグ)で5度の優勝を誇り、数多くのオーストラリア代表を輩出した名門クラブであるMarconi Stallions。2004年度から参入しているNSWプレミアリーグでも強豪として君臨し、降格争いとは無縁だったこのクラブですが、2015シーズンにクラブ設立以来の最低の成績を記録し、まさかの州二部リーグへ降格、オフシーズンにはアンダーの代表歴を持つ元Aリーガー3人を獲得する等の大型補強を行い、ワンシーズンでの州一部への返り咲きを目標に、2016シーズンを戦っています。
第17節終了時点での成績は、勝ち点25で9位のMacarthur Ramsに対し、勝ち点32で4位のMarconi Stallionsですが、降格、昇格を決める、アンダー18、20、そしてファーストグレードの総合点であるチャンピオンシップは事実上、今シーズンから同リーグへ参入しているWestern Sydney WanderesとSydney FCの一騎打ちとなっている状況です。
この日もスタメンでのチャンスをもらった萩原陽太郎。前節の反省点を生かし、積極的にシュートまで持っていくという意識を持って、試合に臨みました。
元Aリーガーを相手に、フィジカルコンタクトで吹っ飛ばされてしまう萩原。試合後の感想は 「相手の中盤の選手がゴッツくて、片手一本でガードされてしまう程のフィジカルの強さを感じた」 との事。
ヘディングの意識も徐々に改善されつつあります。
味方からの絶妙なクロスに合わせるものの、ボールは枠の横へ。絶好のチャンスをものにできません。
前節とは見違えるほどに積極的にシュートを狙っていく萩原ですが、ゴールネットを揺らす事はできません。
試合は終始中盤を支配し、実力の差を見せつけたMarconi StallionsがMacarthur Ramsに2-1で勝利し、プレーオフ進出へ更に一歩近づきました。この日も無得点に終わった萩原、前節に比べて4本のシュートを撃つなど、シュートの意識は改善されたものの、決定的なシーンを外すなど、反省点が多い試合となりました。
豪州フットボーラーズ