2019シーズン、シドニー日本チームの相手は、中東チーム。
この中東チームのメンバーですが、イラン、イラク、レバノン、UAE、シリア等、様々な国籍で構成されています。
年齢層は、日本チームの20代前半よりも、若干高い、20歳中盤。
しかし外見だけで見ると、もはや大人と子供の違いぐらい、彼らは老けて見えます。(笑)
この試合が行われたのは、アジアカップの準々決勝ぐらいの時ですが、イラン人以外、アジアカップでは、みんな日本が優勝するだろうと口を揃えて言っていました。(結局優勝はできませんでしたが(笑)。)
彼らの言葉には、多分にリップサービスも含まれてはいると思いますが、それを差し引いたとしても、日本人、そして日本のサッカーを、とてもリスペクトしている感じが伝わってきます。
【他のチームと試合をやると、選手間でかならずいざこざが起こるが、日本チームとやるときは、クリーンな試合ができる。】
こんな事を、この中東チームの監督は話していました。
ピッチ上での日本人選手達は、良い意味で礼儀正しく、悪い意味で大人しい。
修正します。大人しいのでなく、大人しすぎます。
最近、クラブのトライアルに同行して感じるのが、自分の感情を表に出してプレーするチャレンジャーが、少ないという事。
本人達は必死でプレーしているつもりかもしれませんが、外から見ると、本当にこのクラブでプレーしたいという必死さが、伝わってこない。
【2019シーズン初戦、日本チーム対中東チームの試合は[E:#x1F446]から】
ただでさえ、英語でのコミュニケーションでハンディキャップを抱えているのだから、自分の気持ちぐらい、ピッチ上で思いっきり噴出させろ!と彼らにハッパをかけているのですが、全然物足りません。
僕が選手として高く評価するプレーヤー、川崎大晃。
他の日本人選手に比べて、技術レベルが劣っているという事を自覚していた彼は、人より多く走り、球際で激しくいき、そして何よりも、体全体を使って感情を表現するという特徴を十分に出す事により、NPL1のクラブで2シーズンプレーする事ができた選手です。
中には、【なんであんな下手なのに、NPL1でプレーできているんだ?】と、彼を卑下する日本人選手もいましたが、そういう選手達は、サッカーを足元の技術だけでやるものだと勘違いしているし、足元の技術レベルでさえ、川崎より劣っている場合がほとんど。
オーストラリア到着、そしてタスマニアリーグでのプレーから、NPL1まで這い上がっていった彼の過程を僕自身が見ているからこそ、今のチャレンジャーには声を大にして言いたい。
【もっと感情を出して、死に物狂いでプレーしろ】
まだチームが決まっていなく、現在トライアル中のチャレンジャー達は、この言葉を肝に銘じてほしい。
明日も彼らを連れて、トライアルに行ってきます。
豪州ソリューションズ