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リーグ首位を走るSydney United 58と、最下位につけるBlacktown Spartandsの対戦となったこの試合、降格の窮地に立たされているBlacktown Spartandsにとっては、絶対に勝ち点を落とせない試合となりました。
Sydney United 58が圧勝するだろうとの大方の予想の如く、試合開始から3分でSydney United 58が先制します。
このままズルズルと失点をしてしまうのではないかと思われた矢先、前半20分に佐々木周がヘディングで同点ゴールを挙げます。
元Aリーガーを多数擁するSydney United 58を相手に、中盤はボールを回せてはいるものの、ペナルティーエリア付近でのアイディアとフィニッシュに精度を欠くBlacktown Spartands。この日は特に中村風太がボランチでプレーしていた為、佐々木周へ掛かる負担がいつも以上に大きく、もどかしい展開が続きます。
元シドニーFCのキャプテンで、現在、FOXスポーツのサッカーコメンテーターも務めるマーク・ルダン氏が監督を務めるSydney United 58ですが、マーク氏が持っているサッカー界でのコネクションとパワーをフル活用し、Aリーグのクラブとの契約が解除になった選手や、他のクラブで中心としてプレーしている選手を獲得するという手腕でチームを作り上げ、今シーズン第16節が終了した時点で13勝2敗1引き分け、2位のBlacktown Cityとの勝ち点も9点差と、ほぼリーグ優勝を手中に収めつつあります。
対するBlacktown Spartandsも元Aリーガーを数人揃えてはいるものの、その元Aリーガー達が全くと言っていいほど経歴と給料に見合った働きをしておらず、リーグ最多失点を記録しているディフェンスラインの脆さもあり、シーズン前の大方の期待とは裏腹に、まさかの降格争うを繰り広げている訳です。
試合は結局3-1でSydney United 58が順当に勝利を収め、Blacktown Spartandsの降格が更に現実味を帯びてきてしまった結果となりました。レギュラーシーズンも残り5試合となったNPL NSW Men’s1ですが、なんとか奇跡が起こって欲しいと願うしかないです。
豪州フットボーラーズ