このブログの読者で、この望月ノビーという男を知らない方は、まずこちらの記事を読んでいただきたい。
Illawarra Premier Leagueに所属する、Port Kemblaで2シーズンプレーした、通称ノビーこと、望月信昭。
2019シーズンを最後に、日本へ帰国するという事は、シーズン途中に本人から聞いていた。
派手さは決してないものの、与えられた自分の仕事を着実にこなす選手。
それが、望月ノビーだ。
昨日、彼の所属したPort Kemblaのプレジデントから僕宛に、一通の電話が掛かってきた。
【ノビーは来シーズンもオーストラリアでプレーするのか?】
来シーズンはプレーしないという事を伝えるや否や、プレジデントは望月の称賛をし始めた。
【あいつは、このリーグでベスト10、いやベスト5にも入る優秀な選手だ】
【特にスーパーなプレーをするわけではないが、安定感が素晴らしい】
【人間性も素晴らしく、チームメイトからも慕われていた】
【あいつに代わるような選手を、送ってくれないか?】
このリーグでプレーする、ノビーを始めとした多くの日本人選手達の、ピッチ内だけでなく、ピッチ外での素晴らしい評価のおかげで、次に来る日本人選手がプレーしやすくなっている。
これは紛れもない事実だ。
日本への帰国前に、挨拶がしたいという事で、うちの近くのカフェでランチをした。
【2シーズン、色々とサポートして頂いて、ありがとうございます】
という言葉を彼が発した直後、僕は彼に言い返した。
【次に来る選手の為に、道を広げてくれてありがとう】
決して口数は多くないものの、内に秘める情熱を持った男、望月ノビー。
オーストラリアでの2年間、サッカー選手としてだけでなく、人間としても大きく成長した事を、彼から十分に感じる事ができた。
この地での経験を、今後の人生にどう活かしていくのか?
望月ならば、きっとうまくやっていくであろうと、僕は確信している。
豪州フットボーラーズ