Illawarra Premier Leagueに所属する、Woonona Sharksでプレーする、【シドニーのガットゥーゾ】こと、佐橋大輔。
佐橋がこのクラブと契約した直後、彼を取ってくれた監督が解任となりました。
そこから一軍での試合にあまり出れなくなった佐橋。本人曰く、実力ではなく、政治的な力によって自身の一軍でのプレータイムが制限されているという事を聞き、そんな彼の現状を確認しに、Woonona Sharksの試合が行われる会場へ向かいました。
試合会場に到着すると、アンダー20(2軍)の試合が既に始まっており、ボランチのポジションで精力的に動いている、【シドニーガットゥーゾ】こと、佐橋の姿が見えました。
相手に抜かれても、後ろから必死に食らいついていく佐橋。
後半途中からは、センターバックのポジションに入り、最終ラインからチームに安定感をもたらしました。
攻撃時は少ないタッチ数でシンプルに、守備時は激しいマーキングで相手に仕事をさせない、簡単に言えば、このようなプレーを見せてくれたこの試合での佐橋。
この2軍の試合の直後にある、1軍の試合でのベンチ入りを十分アピールできたと僕自身は思いましたが、結果はベンチ外。
1軍の監督が佐橋の事を、単純に現時点での戦力として考えていないのか、もしくは他の政治的な理由があるのか、この日はそれを解明する事はできませんでした。
本人としては、納得の行かないベンチ外かもしれません。
しかし、【サッカーの世界では政治的な理由であったり、実力以外の理由で、ピッチ上に立てない事はどの国、どのカテゴリーでも日常的に起こっている。それを自分の中でどのように捉え、ポジティブに変えていくか】といった考えを、幸いにも佐橋は持っているだけに、ここから彼はきっと這い上がってくると信じています。
豪州フットボーラーズ