今シーズン、Illawarra Premier Leagueで上位を走るBulli FCで、2シーズン目を迎えている桑田祐也。
キーパーのレベルが高いと言われているオーストラリアで、日本人である彼が正ゴールキーパーとして出場している理由を探りに、Illawarra Premier Leagueの第21節、Corrimal Rangers対Bulliの試合を観に行ってきました。
オーストラリアでのプレーも3シーズン目となるだけに、英語での味方への指示も、かなりナチュラルにこなす桑田。
Corrimal Rangersのベンチには、肩の怪我の影響でスタメンから外れた、山本和也の姿も見えます。
このIllawarra Leagueの、オフィシャルカメラマンの姿も。彼が使っているカメラは、僕よりも数段良いものですが、写真のクオリティーは負けていないと思います(笑)。
そしてローカルのテレビ局も、この試合を撮影しに来ていました。
毎週、このリーグの試合のハイライトと結果がスポーツニュースで放映されるだけに、選手達もモチベーションを上げざるをえないでしょうね。
久々に桑田の試合を観ましたが、高さのディスアドバンテージを補う技術が際立っていたのはもちろん、何よりも、彼の【度胸】が素晴らしいと感じました。
相手フォワードに突っ込まれながらも、しっかりとボールをパンチングするこのシーンも、技術云々より、【度胸】から生まれているプレーですよね。
パンチングも素晴らしい!
ラクビー選手を彷彿とさせる相手選手の突進に、桑田も足を投げ出して応戦します。もはやなんのスポーツか分かりません(笑)。
相手のミドルシュートをパンチングした後の、この表情と雄叫び!
3-0でハーフタイムを迎えたBulli FC。この試合での、山本和也の出番はあるのでしょうか?
後半開始早々、セットプレーから失点をした桑田。【あら、入っちゃった】とでも言っているような、この表情。
そこから持ち直した桑田は、試合終了まで、安定したパフォーマンスを見せてくれました。
後半も終盤に入り、この日は出番がないと思われていた山本ですが、後半30分過ぎに、ピッチに投入されます。
短いプレー時間ながら、切れのあるドリブルでチャンスを作っていただけに、もう少し早い時間から彼を見たかったですね。
結局試合は、5-1でBulliの圧勝。Corrimalにとっては、圧倒的な力の差を見せつけられた結果となりました。山本のこの後ろ姿が、この日の試合内容を物語っています。
失点シーン以外は、ほぼ危なげない内容でチームの勝利に貢献した桑田。この試合を観て改めて、彼のこのチームでの重要度を確認する事ができました。
この試合が終了した時点で単独1位のBulli FC。最終節は、2位につけるWollongong Olympicと試合で、勝った方が優勝という大一番なだけに、2017シーズン、Illawarra Premier League最大のビックマッチとなる事、間違いないです。
果たして桑田は、優勝トロフィーを掲げる事ができるのでしょうか?次回のブログにご期待ください。
豪州フットボーラーズ