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(オーストラリア)Rydalmere Lions VS Fiji National Under20 Team (サッカー)

2016.8.27

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10日間の日程でシドニーでキャンプを行っているFiji National Under20 TeamとRydalmere Lionsの練習試合が今週の水曜日に、NSWサッカー協会があるValentine Sports Park行われました。

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先週のCentral Coast Mariners戦に引き続き、樽谷誠司と三羽裕也、そして助っ人として佐々木周と川瀬浩太が、この試合のスターティングメンバーに名を連ねました。

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FIFAランキング187位(2016年8月現在)のフィジー代表ですが、2015年に行われたU20のW杯では、グループステージで南米のホンジャラスを下す大金星を挙げており、先日閉幕したリオオリンピックでは元オーストラリア代表監督を招聘して大会に出場する等、最近サッカーに更に力を入れてきている国です。

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前半序盤は、チームワークで勝るフィジー代表に押し込まれる時間が続いたRydalmere Lionsですが、センターバックコンビの川瀬浩太と三羽裕也がフィジーの攻撃陣に対し、決定的な仕事をさせない活躍を見せます。

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トップ下に入った樽谷誠司。シンプルなプレーに徹しつつも、勝負どころでは武器であるドリブルで相手ディフェンダーを翻弄する等、相変わらずのクオリティーの高さを見せてくれます。

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トップに入った佐々木周。トップ下に入った樽谷誠司との連携でフィジーディフェンス陣をかく乱させるものの、決定的なシュートを中々打てません。

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不慣れなセンターバックというボジションでの出場となった三羽裕也。

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前半終盤、ゴール前での混戦からこの身体能力を活かしたヘディングで、フィジー代表が先制します。

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Rydalmere Lionsのアンダー20の選手が数人先発したこの試合ですが、彼らが全くと言っていい程機能していなかった為、前半はこれといったチャンスを殆ど作れずにハーフタイムを迎えます。

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後半のキックオフを前に、気合を入れ直す日本人選手達。

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完全にブレーキとなっていたボランチの選手を変える等、若干メンバーを変えてきたRydalmere Lionsが、後半に入り徐々にペースを掴み始めます。

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後半序盤に、相手キーパーのミスも手伝って、樽谷誠司のゴールでRydalmere Lionsが一点を返します。

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後半に入り、明らかにバテ始めたフィジーの選手の隙を見逃さず、川瀬浩太が最終ラインからドリブルでスルスル上がってきます。

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後半中盤から右ミッドフィルダーで投入された住吉孝介。後半はRydalmere Lionsの左サイドにボールがかなり偏っていただけに、この試合では殆ど見せ場を作る事ができませんでした。

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結局試合は一対一のまま終了。フィジーアンダー20代表の印象としては、まだまだ粗削りな部分が多いのもの、リオオリンピックでのラグビーセブンスで金メダルを取った事からも分かる通り身体能力の高さは折り紙付きなだけに、今後の育成システムがしっかりとしていけば、かなり脅威的なチームとなる事は間違いありません。

(撮影:寺本貴生)

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