ある男から久しぶりに、長文のメッセージが送られてきた。
お世話になっております。
ご無沙汰しております!
2年前ほどにべランビでプレーしていた佐藤圭介です!
突然の連絡すいません!
少しご報告なのですが、この度XXXや外資コンサルのXXXに内定をいただきました。どちらに就職してもまたオーストラリアにビジネスで行ける可能性がありまして、個人的にやっと入り口に立てた気持ちです!
現在は自分で事業も興したりと色々と挑戦しています。
これもすべてオーストラリアでのセミプロ経験が自分を大きく成長させてくれたと感じています!
そして、当時宮下さんのサポートがあったからこのように多くのことにチャレンジできているのだと強く感じます!
その節は本当にありがとうございました。
突然このような報告をしてしまい申し訳ありません。個人的に感謝を伝えたく連絡しました!
また、オーストラリアに行くのでお時間あればお会いしたいと思っています!
佐藤
佐藤圭介。
ウーロンゴンに向かう車中で、彼の人生哲学を聞いた事が、いまだに記憶に新しい。
将来の目標が明確であり、そこに到達するには現在何をするべきなのか、
それを逆算し、行動してきた男。
それが佐藤であった。
佐藤の様に、サポートした選手が立派な社会人としてスタートを切り、、感謝の気持ちを伝えれくれる事。
それがこのビジネスを行っていく上での、大きなモチベーションとなっている事は間違いない。
もちろんすべての選手が僕に感謝をしてる筈もなく、不満や悪態をついて日本へ帰っていく選手だっている。
もちろん僕自身、不足している部分はあるし、改善しなくてはいけない事も多い。
それでも、常にサポートする選手の為を思って、行動しているという自負はある。
例え人数が減ろうが、一人でも僕のサポートを必要としている人がいる限り、このビジネスを続けていくつもりだ。
オーストラリアでのサッカーというものをどのように使い、社会に貢献できる自立した人間を、多く輩出していけるのか?
これが僕に与えられた、今後の宿題である。
豪州フットボーラーズ