チャレンジャー達をトライアルに連れて行くと、
【このレベルだったら全然できるので、もっと上のレベルにチャレンジしたいです】
という言葉をよく耳にする。
その気持ちは分かる。僕だって、なるべく上のレベルに彼らを連れていきたい。
しかしだ。
自分が余裕プレーできる=チームと契約できる、という方式は、全く成り立たない。
特に、外国人枠があるリーグではなおさらだ。
トライアルに参加したチームの中で、客観的に見て自分が一番の実力があったとしても、契約できるという保証はどこにもない。
チームが外国人選手に求めている実力に自分が達しているか、いないのかが重要なのであって、周りの選手の実力や、自分の手ごたえ等は、契約には殆ど関係ないのである。
【外国人枠が3枠しかないリーグで、2シーズンを助っ人外国人としてプレーした、西村純】
ローカルの選手とあまり実力差がない外国人選手など、チームには必要とされていない。
ローカルの選手よりも圧倒的に実力が上で、チームが求めている外国人選手の基準に達してこそ、チームと契約を結べる事ができると言えよう。
チャレンジャー達はこの考え方を持って、引き続き、オーストラリアでのトライアルに挑んで欲しい。
豪州フットボーラーズ