鹿島アントラーズユース時代、トップチームのキャンプにも参加し、小笠原満男や土居聖真といった選手達との一対一の練習で、実力を磨いてきた徳野舜。
大学卒業時に、J3のクラブでプレーするか、就職するかという選択肢があったものの、それらを捨て、オーストラリアでのチャレンジを決意して、やって来ました。
3月のリーグ開幕を目前にし、2月の後半にシドニーに到着した徳野。ほぼ選手の補強が終わっているこの時期の契約は、通常は中々難しいものです。
しかし、ちょうど左サイドバックを探していた、Illawarra Premier Leagueに所属するWollongong Olympicの練習に連れていったところ、練習が始まって20分後に契約のオファーを貰いました。
オファーを貰った数日後、クラブのプレジデントが経営するレストランで、契約書にサインをした徳野。1年目のシーズンにしてはかなりの好条件な契約内容に、徳野も驚きと喜びを隠せません。
このクラブのプレジデントであるクリス。昨シーズンの上田祐輔の活躍により、もともと良かった日本人選手に対する印象が、さらにポジティブになったと語っていました。
この日、レストランでの料理を、プレジデントからたらふく食べさせて貰った徳野。そんなプレジデントからの期待に応える活躍を、ピッチ上で見せてくれるのでしょうか?
契約書にサインをした後、チームのプレシーズンマッチを観戦。
フォアードでプレーする上田祐輔に、いかに良いボールを配給できるか。既に徳野の頭の中ではイメージが出来上がっています。
オーストラリアでの意気込みを語ってくれた徳野舜。果たしてどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?
第18節が終了した現在、首位のBulliと勝ち点差が僅か1点で、2位につけているWollongong Olympic。徳野もチーム加入後からすべての試合でスタメン出場し、左サイドバックながら3得点を記録しています。レギュラーシーズン残り4試合で、首位の座を奪う事ができるのでしょうか?全ては徳野の左足にかかっています。
豪州フットボーラーズ