昨日、一人のチャレンジャーが、一シーズンプレーしたシドニーの地を巣立っていった。
《日高貴裕》
2018シーズン、持っている才能を、十分にピッチ上で発揮できなかった選手の一人だ。
【2018チャレンジャー・日高貴裕のトライアルの模様は[E:#x1F446]から】
高校サッカーで全国屈指の強豪、流通経済大柏で主力としてプレーしていた頃の日高。関東の大学に進学するものの、大学サッカー部ではプレーせず、社会人リーグでプレー。
Illawarra Premier Leagueに所属する、Fernhill Foxesと契約を結んだ日高。
しかしその直後に、悪夢が訪れる。
プレシーズンでの練習中に足を複雑骨折し、長期離脱を強いられる事に。
長い療養生活、そしてリハビリを終え、4か月ぶりにピッチに舞い戻ってきた日高。
この試合、怪我の影響を微塵とも感じさせないプレーで、Fernhill Foxesの中盤をコントロール。
止める、蹴るの技術は、抜群にうまい。そして球離れも文句ない。
屈強なフィジカルを持つオーストラリア人選手の中で、その線の細さはひと際目立つ。
しかし、それをハンディと感じさせないスマートな身のこなしで、オーストラリアリーグを戦う日高。
格上相手に引き分けに持ち込んだこの試合。
彼のインテリジェンスを、十二分に感じる事ができた試合であったものの、本人は決して満足はしていない。
【Fernhill Foxesでプレーする、日高貴裕のプレー模様は[E:#x1F446]から】
< p>シドニーを離れる前日、一シーズンお世話になったと、律儀にもワインを持ってきてくれた日高。人との繋がりの大切さを知っている男である。
まだ23歳、ここからがサッカー人生の本番だ。
どこの国へ行こうと、彼を引き続き応援していこうと思う。
豪州フットボーラーズ