NPL3 U20のトライアルに参加した、古川龍星と山本紳介。
2019シーズン、NPL3 Parramatta FCのトップチームでの出場経験がある古川と、オーストラリアが生まれて初の海外、そして渡航してまだ一カ月足らずの山本。
この二人がこの日、どんなパフォーマンスを見せてくれたのであろうか?
ボランチのポジションでプレーした、山本紳介。
ボールをこねずシンプルにプレーする彼にとって、その特徴、そして存在感を十分に出せたかと言えばクエスチョンが付くパフォーマンスであった。
もっとエゴを出してもいいと思うぐらい、まだまだピッチ内では大人しい。
高校サッカーの強豪、青森山田高校でプレーしただけに、基礎技術はしっかりしている。
彼の持っている良さを、僕は分かる。
ただそれを、ピッチ上で全然出せていないのだ。
トップ下のポジションでプレーした古川龍星。
彼の特徴は、スピードに乗ったドリブル。
良くも悪くも、目立つプレースタイルである。
2019シーズンの半分をNPL3でプレーしただけに、オーストラリアサッカーにもかなり順応していると言えよう。
Parramatta FCのトップチームでもプレーしていた為、U20の中に入るとその存在感はもはや圧倒的とも言える。
U20のトライアルが終わり、引き続き行われたトップチームとの練習試合のメンバーに入った古川。
トップチームとの練習試合では、相手の速いプレッシャーにボールをロスするシーンも多かった古川。
そんな中でもそのスピードが評価されたのか、試合後に契約のオファーを貰う事に成功した。
NPL3に所属する、Bankstown City Lions。
2011年までは、NSW Premier League(現在のNPL1)の強豪だったクラブだ。
このオフシーズン、このクラブと契約する事を最大の目標としトレーニングを積んて来た古川。
そんな彼にとって、この契約を一番初めに報告したい人、それは日本で応援してくれているお母さんである。
息子からの契約の報告、そしてこれらの写真を見て、古川のお母さんもきっと喜んでくれているに違いない。
こういった日本で応援している選手達の家族の為にも、写真と動画を使って彼らの活躍を引き続き、より多く発信していければと思う。
豪州フットボーラーズ