クリスマスの昼、久しぶりに、西村純に連絡をした。
《メリークリスマス!》との僕の言葉に、
《メリークリスマスです!》と、彼の《です》挨拶が返ってきた。
純は謙虚で腰の低い男である。それが、彼の使う日本語にも如実に表れている。
《いってらっしゃいです》《おやすみなさいです》
文法的には、これらの言葉は間違っているかもしれない。しかし、そんなことは重要ではない。それが純なのだ。
《今日は何やってるの?》との僕の問いかけに、
《ディズニーランドに来ています》と、予想外の返事が。
ついに彼女ができたのか?
《女の人と来ているの?》
《一人で来ています》
え?
《クリスマスのディズニーランドは、イルミネーションが綺麗なので》
家族連れや、カップルだらけのクリスマスのディズニーランドに、37歳のおっさん一人で?
来年のクリスマスは、誰か一緒に行ってあげてください。(笑)
【真夏のクリスマスパーティーINシドニー】
そんな僕はというと、午後はチャレンジャー達と家の庭でサーモンパーティー、そして夕方からは空港に短期留学生を見送った後、ビーチでまったりというオーストラリアらしい(?)クリスマスを過ごしました。
二カ月のサッカー&語学留学を終え、日本への帰途へつく馬場祐作(22)。
留学初日、シドニー空港から滞在先へ向かう車内で、この留学に対する意気込みを語ってくれた彼。
そんな彼の言葉の中から、人として成長したいという気持ちの強さを感じました。
そしてこの二か月間で、この留学で目標としていた事を、ほとんど達成できたのではないかと思います。
シドニーでの僕のサポートは終わったものの、今後、サッカー界に繋がりたい、サッカー界で働きたいと言った時は、できる限りの事はやってあげたいと思わせるだけの、礼儀正しい青年でした。
律儀にもこのようなメッセージを最後に送ってくれた馬場。こういったチャレンジャー達の感謝の気持ちが、さらにサポートを頑張っていこうという、僕のモチベーションとなるのです。
今年も残り3日、頑張っていくぞー!
豪州フットボーラーズ