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(オーストラリア)高校生短期留学(サッカー)

2016.10.2

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2016年1月、真冬の日本から真夏のオーストラリアへやってきた2人目の高校生短期留学生は、北海道から来た高校2年生の粟野光太君17歳です。午前中は語学学校に通い、午後はサッカークラブやサッカーアカデミーのトレーニング、そして週末はクラブでのサッカーの試合、そしてAリーグや州リーグの試合観戦という日程、初めの一週間は選手寮、後の一週間はホームステイという滞在で、充実した二週間のオーストラリア生活を過ごしました。

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シドニー国際空港到着後の粟野君。これから始まるオーストラリアでのチャレンジに、興奮を隠せない様子です。

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通常の高校生のオーストラリア短期留学は、主にホームステイと語学留学が大きな比率を占めますが、このプログラムは、学校での勉強はあくまでもサイドディッシュで、メインディッシュはなんといってもサッカー。セミプロのユースクラブの練習参加、サッカーアカデミーでの練習だけでなく、現在セミプロリーグでプレーしている日本人選手達との練習から、セミプロのトライアル参加まで、僕の持っているコネクションをフル活用して、普通ではこの年代では中々体験する事ができない内容で、存分にサッカー漬けの生活をしてもらいました。

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一ヶ月の予定でオーストラリアに滞在中の小堺君。このままオーストラリアに居座ってしまいたいといっている位、オーストラリアの生活をエンジョイしています。

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NSW NPL3に所属するBalmain Tigers FCの20歳以下の練習試合に参加し、自分より年齢も体格も一回り上のオージーを相手に、自分のプレーがどれぐらい通用するかを試しました。粟野君は90分ほぼフル出場、そして小堺君も長い時間ピッチでプレーし、オーストラリア人のフィジカルコンタクトの強さを体感する事ができました。

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緊張してなのか、元々の性格なのか、試合中、殆ど表情を変えずにセンターバックのポジションで黙々とプレーする粟野君。

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カテゴリーが一つ上のチームにこの日は勝利し、監督も上機嫌。でも選手達は全然嬉しそうじゃないですね。

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この日の試合に出場した、4人の日本人選手。同クラブ所属の長廉太郎と田中心晟が2人の高校生の面倒をよく見てくれました。

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提携先のアカデミーであるAustralasian Soccer Academyでは同年代、もしくは上の年代のオーストラリア人と共に、アカデミー責任者であるトニー・バシャ氏の指導を直接仰ぎながら、トレーニングに励みました。

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練習後はビザとパスタで腹ごしらえ。この二人の高校生に混じって、いつもなぜか夕食時に横にいる西村氏。

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オーストラリアの多民族食文化を体験する事も、立派な勉強です。この日の夕食は中華料理。日本にいたら高校生年代では中々食べる事のない各国の料理、韓国料理、中華料理、イタリア料理、タイ料理、トルコ料理、ベトナム料理等を、滞在中に存分に食べてもらいました。

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Aリーグの試合、シドニーFC対ブリズベンロア―の試合を観戦。プロ選手達が繰り広げる激しい攻防に、2人共大きな刺激を受けていました。

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NSW州1部のBlacktown Spartandsの試合を観戦後に、所属する日本人選手達とワンショット。

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そして帰国日に空港にて、今回のオーストラリア短期留学の感想を聞きました。
「今回、2週間という短い期間でしたが、オーストラリアでとても貴重な経験をする事ができました。今回の一番の目的であったサッカーに関しては、同年代のオーストラリア人選手とプレーしたり、一回り上の選手達の中でセミプロのトライアルを受けたりと、現在の自分の実力を知る上でとても良い機会となりました。一週目に滞在した選手寮では、日本人の先輩達がサッカーだけでなく人生のアドバイスをしてくれたり食事に連れていってくれたりと、申し訳ないぐらいによくしてもらい、二週目に滞在したホームステイでも、ホームステイファミリーが本当の家族の様に接してくれ、オーストラリアがとても好きになりました。今回のこの経験を生かし、日本でもサッカーと勉強に一生懸命打ち込んでいきたいと思います。今回の留学を送ってくれた両親には本当に感謝しています。」

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