関西大学サッカー部出身の梶山知裕が、NPL1のSutherland Sharks FCと正式に契約を結びました。契約後、初めてとなる練習試合の相手は、川瀬浩太が所属するWoolongong Wolvesです。
大学の卒論関係で、1週間日本に帰国していた梶山はこの日はベンチスタート。川瀬浩太は右サイドバックでスタメン出場です。
このチームでは様々なポジションを任されてる川瀬。カウンター主体のチーム戦術という事で、基本はあまり高めにポジションを取らないものの、主にコーナーキックやフリーキックのチャンスで、ゴール前に顔を出す機会が多いです。
プレシーズンマッチにも関わらず、エキサイトしすぎて審判に暴言を吐き、レッドカードを貰う選手も。
守備面では殆どミスもなく、一対一の対応も完璧に対応した川瀬浩太。既にこのチームのディフェンスのリーダーとしての貫禄が伺えます。
後半10分過ぎ、梶山知裕がコーチに呼ばれ、ピッチに立ちます。
ピッチ投入後のファーストプレーで、相手を置き去りにするドリブルを披露する梶山。初っ端から彼のクオリティーをピッチで見せつけます。
マッチアップするシーンも多く見られたこの二人。今シーズンはこういった日本人対決も多く見られそうです。
梶山のドリブルに対し、数人がかりで止めにくるWoolongong Wolvesの選手達。ドリブルのクオリティーだけで言えば、既にこのリーグではトップレベルだと間違いなく言えます。彼のプレースタイルは見ていて分かりやすい位、前へ勝負するスタイルで、歴代の関大サッカー部出身でオーストラリアでプレーした選手の中でも、サッカーに取り組む姿勢、私生活を含めて、相当期待でき、活躍できる可能性を持った選手です。
このキレのある梶山のドリブルからの切り替えしに、相手ディフェンダーもついていけずファールを犯し、PKを獲得します。
このPKを梶山自ら蹴り込み、契約後の初ゴールを記録します。
佐々木周のオーストラリアでの活躍に刺激されオーストラリア行きを決心したという梶山。佐々木とタイプは違うものの、このリーグでは探す事のできない特徴を持った選手です。
試合後の韓国料理屋では、注文したメニューが辛すぎたのでこの表情。攻撃と守備のポジションという事で、シーズン中にも直接の攻防が繰り広げられるであろうこの二人、クラブは違っても、日本人の看板を背負ってプレーしているという事を忘れず、頑張って欲しいです。
豪州フットボーラーズ