日本の社会人リーグでのプレーを経て、オーストラリアへチャレンジしに来た男、芝尾旭人。
到着初日に参加した、《Central Sydney Wolves》の練習でのプレーを見て、僕は彼のテクニックに感銘を受けた。
それから数週間後、Illawarra District LeagueのBellambi FCと契約し、攻撃の中心選手として期待された芝尾。
しかし、トップチームのベンチにも入れず、アンダー20(セカンドチーム)でのプレーを余儀なくされる日々が続く。
このチームの監督曰く、技術的にはチームでも1.2位を争うレベルだが、このIllawarra District Leagueの、フィジカル中心のサッカースタイルに適応しきれていないのが、トップチームで出れない原因だとの事。
もどかしい状況が続く中、芝尾は、Bellambi FCを辞めるという決断を下す。
新しいチームを探すためだ。
現状のルールでは、所蔵チームがあるまま、他のチームへの参加が認められていない。
その為、彼にとって移籍チームを探すには、この方法しかなかった。
もちろん、移籍期限内にチームが決まらなかった場合、プレーするチームがないまま、2018シーズンを終える可能性だってある。
しかし芝尾は敢えて、リスクを取ってでもチャレンジする道を選んだのだ。
そして、NPL2(州2部)に所属する、Blacktown Spartans FCとの契約を勝ち取るに成功した芝尾。
2枠の外国人枠という、狭き門をくぐり抜け、このピッチ上に立つことができた。
昔親父もオーストラリアに住んでいたこともあり、昔からオーストラリアに行ってみたいと思っていました。海外でサッカーしてみたいという欲が抑えきれなくなり飛び出してきました(笑)
でももし日本でサッカーを引退してたとしても1年間はオーストラリアに来ていたと思います。
日本より技術や戦術眼などは少し劣るところもありますが、それをカバーできる身体能力の高さがあります。リーグによっては技術が高いとこもありますが、どのレベルでも球際の強さ、フィジカルコンタクトは日本と桁違いだと思います(笑)
特にプレーに関しての意識はしてないです。ただ、海外のサッカーを思っきり楽しもうという気持ちだけは常に持ってのぞみました!
独立リーグは剛、州リーグは柔といった感じです(笑)州リーグの方が日本のサッカーに近いかな?と思います。しかし、独立リーグは独立リーグにしかない会場の盛り上がり、雰囲気などがありとても熱い気持ちでサッカーができると思います!
日本人やジャパニーズレストランなど、アジア系が多いのでとても住みやすいです。外食などは少し高いですが、おいしいお店もたくさんあります!オーストラリアはとてもオススメです!
全然です(笑)でもチームメイトがイングリッシュレッスンしてくれるので少しずつ慣れてきました!
海外はなにもかもが新鮮で新しい発見があります!必ず将来人生の糧になると思います!今すぐ荷物をまとめて飛び出しちゃいましょう!!!
【日豪フットボールアクション】
独立リーグから州リーグ2部へ 芝尾旭人選手のインタビュー より引用
【Blacktown Spartans FCでプレーする、芝尾旭人の試合模様とインタビューの動画は[E:#x1F446]から】
この笑顔こそが、彼のオーストラリアでの充実度を、如実に物語っ ているのではないであろうか。
豪州フットボーラーズ