1925年に発足し、来年で90周年を迎える歴史あるクラブであるFernhill FC。現在、Illawarra Premier Leagueの下のリーグにあたる、Illawarra District Leagueに属するこのクラブで、今シーズン4人の日本人選手がプレーしています。
和田正宏
小幡和弘
小林弘典
辰林暁
14チームが競い合うこのIllawarra District Leagueでは、シーズン成績を1位で終えたクラブだけがIllawarra Premier Leagueに昇格できる権利を得れるシステムで、Fernhill FCは現在2位ながら1位のクラブと勝ち点が10点以上開いており、順位だけを見ると来シーズンの昇格は厳しい状況です。しかしながらこの昇格のさらなる条件として、規定を満たしたキャパシティーを持つグラウンドを確保していなくてはならず、現在1位のクラブがこの規定を満たしていない為、もしFernhill FCが2位で通過すれば、グラウンド規定を満たしているFernhill FCが、Premier Leagueへ昇格できるかもしれないのです。そういった状況で最低でもシーズンを2位で終わりたいFernhill FCは、3位との勝ち点も殆どない為、残り試合は一つの試合も落としたくないところです。
アウェイで行われたこの試合では、和田正宏のこのジャンピングニーアタックを彷彿させるこのシュートで同点に追いつき、さらに勝ち越すものの、後半終盤に失点し、2-2のドローという悔やまれる結果で終わりました。
今まで日本人サッカー選手が皆無だったこのリーグ、このクラブで圧倒的なパフォーマンスを見せている彼らのお蔭で、既にFernhill FCからだけでなく、彼らと対戦した他のクラブからも来シーズンの日本人選手獲得を希望する連絡が多く届いています。シーズン終了前には、このクラブのオーナーと、クラブと弊社との提携を含め、来季以降の日本人選手のリクルートに関するミーティングを持つ予定です。
豪州フットボーラーズ