Illawarra Premier League最優秀選手と言うタイトルを引っさげ、2019シーズン、NPL1の舞台に足を踏み入れた奥野将平。
Hakoah FCの一員としてプレーするものの、クラブは最下位を記録しNPL2へ降格。
本人もチームと中々フィットせず、これといったインパクトを残す事ができないまま不完全燃焼なシーズンを終えた。
【Illawarra Premier Leagueの選手達よりも、NPL1の方が個の能力が高い選手が多かった】
と、選手個々の実力差は明確にあったと話してくれた奥野。
しなしながら、
【(Illawarra Premier Leagueでプレーしていた時に所属していた)Albion ParkとHakoah FCを比べた時に、チームの戦力としては両者にほとんど差を感じなかった】
と、Illawarra Premier Leagueのレベルが決して低くないという事も間接的に語ってくれた。
シーズン前から、Hakoah FCがリーグで苦戦するという事は、チームの財政状況、そして選手構成を考えた時にある程度予測できたのは事実である。
だが実際に試合を観に行くと、予想以上に相手チームとの戦力差がそこにはあった。
その中で、慣れないポジションで窮屈そうにプレーする奥野。
才能の飼い殺しとでも言うべきであろうか。
Illawarra Leagueで光り輝いていたその姿は、見る影もなかった。
だが本人の中では、2019シーズンを決してネガティブには捉えていない。
決して結果は残せなかったものの、
【このレベルでも自分のプレーが十分に通用する】
という手ごたえを掴めたからだと言う。
実力は間違いないく一級品。
その実力をめいっぱい発揮できるチームと契約する事。
それが2020シーズンのオフシーズンに課せられた、奥野将平の最優先ミッションである。
豪州フットボーラーズ