少し時間が空いてしまいましたが、NPL1の第9節、Sydney Olympic vs Wollongong Wolvesの試合のレポートです。
バックラインの色々なポジションで使われているWollongong Wolvesの川瀬浩太。この日はセンターバックでの出場です。
今シーズン、多くの日本人選手がNPL1でプレーする中、センターバックで唯一プレーする日本人選手である川瀬。187センチという高さだけでなく、正確な足元の技術とフィードで、Wollongong Wolvesのバックラインに安定感をもたらします。
相手選手がガツガツくる中、それに上手く対応しながら相手の攻撃の芽を摘みます。
セットプレー時には攻撃に加担しゴールを狙うものの、相手も川瀬の高さを警戒しているだけに、簡単にジャンプさえもさせてくれません。
相手のセットプレーの際にも、体を張って守備をする川瀬。試合を通じて終始安定したパフォーマンスを見せていました。
後半終盤、試合がヒートする中、Wollongong Wolvesの選手がSydney Olympicの選手の顔を叩き、乱闘寸前に。しかしかながら審判が叩くシーンを見ておらず、通常なら一発レッドのシーンでイエローカードさえも出ないという判定に、Sydney Olympicの監督、コーチ陣は大激怒という事態になります。
こ の高い到達点!
両チームの選手とも、同じジェスチャーで何かアピール?
試合は結局、両チームともに決定機を生かせず、スコアレスドロー。後半中盤に Sydney Olympicが退場者を出して10人となったものの、 Wollongong Wolvesはその数的優位を全く生かせなかっただけに、 Wollongong Wolvesにとっては歯がゆさの残る試合となりました。
昨年初めに川瀬がオーストラリアに来たばかりの時、一緒にジムに通っていた頃の写真。この頃に比べて、オージー達の中で揉まれる中、精神的にも肉体的にもかなり強くなったと思います。
そしてこの9節のリーグベストイレブンに見事選ばれた川瀬。ディフェンダーという、攻撃の選手に比べて目立ちにくいポジションで外国人選手としてプレーするなか、このベストイレブン入りは彼にとって大きな自信となったと思います。
Kota Kawase showed enormous stamina to continually foil Olympic’s attack. The Japanese defender left nothing in the tank and as the clock ran down, he came up with the highlight of the day. The Wolves defender threw his body in front of a Howard Fondyke strike that went like a bullet, blocking the shot that ultimately proved to be the final chance of the match.
豪州フットボーラーズ