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ホームでの開幕戦で痛い敗戦を喫したBlacktown Spartands、第2節は昨年のファイナルシリーズ優勝チームであるBonnyrigg White Eaglesとのアウェーでの対戦となりました。
各チームの外国人枠が2枠というこのリーグで、英語を母国語としない両チームのアジア人選手が3人ずつプレーするという珍しいシーンが見られた試合となりました。Blacktown Spartandsはご存知の通り、塩澤智裕がオーストラリアのパスポートを保持している為、オーストラリア人枠としてプレーしており、対するBonnyrigg White Eaglesは、15歳の時にオーストラリアに家族で移民し、最近オーストラリアの永住権を取得した韓国籍のChunに外国人枠が適応されない為、6人のアジア人プレーヤが、この日同じピッチに立ったという訳です。
Blacktown Spartandsは、佐々木周と中村風太を中心に攻撃を組み立てるものの、Chun、そしてもう一人の韓国人選手であるGilが布陣するBonnyrigg White Eaglesの中盤にボールを支配される時間が続きます。
長年NSWプレミアリーグの複数のチームで、中心選手としてプレーしてきたChun。過去数年間NSWプレミアリーグでプレーしてきたアジア人選手の中でも、個人的な意見ではベスト3に入る実力を持っており、Aリーグでも十二分に通用する実力を持っている選手です。
Chunとはタイプが異なり、守備面で実力を発揮できる選手であるGil。昨シーズンよりBonnyrigg White Eaglesでプレーしていますが、以前は僕のマネージメントでAPIAでもプレーしていました。
相変わらずのプレーの質の高さで、相手ディフェンダーの脅威となっていた佐々木周。後はゴールが欲しい!
攻守に渡って縦横無尽にピッチを駆け回った中村風太。
本人達がオーストラリアにいる限り、ずっとBlacktown Spartandsでプレーして欲しいと言っている位、佐々木周と中村風太に対する、ベン監督の信頼は絶大です。
開幕戦よりもオーバーラップする回数は少なかったものの、試合を通じて安定した守備を見せた塩澤智裕。
この試合、前半に先制されたBlacktown Spartandsですが、後半残り10分で逆転ゴールを決め、強豪Bonnyrigg White Eaglesを相手に、シーズン初勝利を挙げる事ができました。
塩澤智弘のこのガッツポーズが、この勝利の価値を物語っていますね。イースターホリデーに突中する今週末、NPLの試合だけでなく、Illawarra Premier League(IPL)も開幕を迎えるという事で、かなり忙しくなりそうですが、可能な限りたくさんの試合を皆さんにお届けしたいと思います。
豪州フットボーラーズ