Illawarra Mercury Premier League第17節、日本人対決となったPort Kembla FCと Bellambi FCの試合は、土曜日の昼下がりにPort Kemblaのホームグラウンドで行われました。
Port Kembla FCの寺本貴生
Bellambi FCの桑田裕也
Bellambi FCの鈴木凌
攻撃の核だった朴サンユが移籍してしまったBellambiは、ボランチのポジションで鈴木凌が攻撃を組み立てる一方、Port Kemblaは左の攻撃的ミッドフィルダーのボジションでプレーする寺本貴生にボールが集まります。
前半は個人能力、そしてチーム力で勝るPort Kemblaが多くのチャンスを作るものの、このリーグでのナンバーワンキーパーとの評価を受けている桑田裕也がファインセーブを連発し、スコアレスのまま試合は後半へと突入します。
このリーグでは圧倒的に体格が小さい寺本貴生と鈴木凌ですが、逆にその体格を補う、オーストラリア人選手が持っていない卓越したテクニックと豊富な運動量を武器に、チームの主力としてプレーしています。
桑田裕也も決してキーパーとしては体格は大きくないものの、キャッチングやキックの精度、瞬発力といった部分で、他のオーストラリア人選手とは違った強みをアピールしています。
後半に入りPort Kemblaが2点を取り、Bellambiが1点を返すもののそのまま試合は終了、現在6位で5位と勝ち点が1ポイント差のPort Kemblaが、プレーオフ進出に一歩近づきました。
試合後に日本人3選手でワンショット。
勝利の後は、近くにあるスポンサーのスポーツバーで、軽食を取りながら他の選手達と談笑を楽しみます。こういった環境に身を置くことにより、英語の習得はもちろん、オーストラリアの文化を学ぶという貴重な経験をしているわけです。
豪州フットボーラーズ