NPL NSW1、2の各クラブのオーナー、コーチ陣を始めとしたクラブ関係者、各クラブの主力選手、そしてオーストラリアサッカー界の著名人が一同に集まり、リーグ戦各賞の表彰を行う2015 PS4 National Premier Leagues Gala Dinnerが、先週の金曜日にRosehill Gardensのファンクションルームで開かれました。
私、宮下は、有り難くもBlacktown Spartandsの関係者枠で、佐々木周と共に参加してきました。
少なく見積もっても300人は参席したであろうこの授賞式では、各リーグ、そしてカテゴリーの得点王、最優秀選手、最優秀監督、最優秀レフリー、フェアープレークラブ等が発表される中、その中でも一番の栄誉である、NPL NSW Men’s 1のPlayer of the year(最優秀選手賞)を誰が受賞するかというところに、参加者の注目が集まりました。
Blacktown Spartandsのオーナー、監督、そしてホぺイロと、その奥さん方達。壇上では有名コメディアンのエンターテイメントの真っ最中にも関わらず、そんなのもお構いなしに喋りまくり、食べまくる彼女達(笑)。オーストラリア人は本当に陽気な人が多いです。
そして晩餐も終盤に差し掛かり、この日のメインイベントであるNPL NSW Men’s 1のPlayer of the yearの発表の時間です。佐々木本人は候補になる事さえ微塵とも期待していなかったものの、私はかなりの確率で、彼が3位以内には食い込んでくると予想していました。
そして壇上横の大型スクリーンに映し出された佐々木周の名前。First runner-up(2位)という結果に、
本人も驚きつつも、喜びを隠せず。
壇上で受賞感想を述べる、最優秀選手賞を受賞したAPIA Leichhardt TigersのFranco Parisiを見ながら、かたや、豊富な資金力でクラブのエース級プレーヤーを集め、レギュラーシーズンも最後までBlacktown FCと首位争いを繰り広げたAPIAで、自分の特徴を十分に出しながら伸び伸びとプレーできたParisiと、プレーオフにも進出できなかったBlacktown Spartandsで、本来の彼のポジションでないポジションでプレーせざるを得なかった事も多く、周りのサポートも相対的に少なかった佐々木周を比べた時、贔屓目を抜かしても、佐々木周こそが、今シーズンのPlayer of the yearに相応しいというのが、誰よりも今シーズンのNPL NSW 1の試合を観てきたと自負できる私の考えです。
カメラマンとして駆け付けてくれた寺本貴生。撮影の合間にはデザートを堪能!
オーストラリアサッカー界でのスキンヘッド率はかなり高い!Blacktown SpartandsのオーナーであるスキンヘッドのDane氏は、しかしながら見た目とは裏腹に、かなりソフトな方です。
そしてモヒカンカットのBen監督。彼も髪型と体形からは想像できない程のソフトな方です。
という事で、美味しいお食事とワインを堪能しながら、とても有意義な時間を、素晴らしい方達と共に過ごす事ができた夜となりました。
最後に佐々木周の、今回のPlayer of the yearのFirst runner-up(2位)受賞に関しての感想です。
「今回の最優秀選手賞での2位という結果については、今は素直に喜びたいです。しかしながら、最優秀選手にはなれなかった訳で、そこに到達するにはまだまだ自分は甘いと思うし、差を感じています。この結果を謙虚に受け止め、来シーズンに向けてさらに自分自身に厳しく、日々のトレーニングを行っていきたいと思います。
豪州フットボーラーズ