Aリーグが創設される以前に、オーストラリアのトップリーグリーグであった、NSL(National Soccer League)に所属し、今まで40人以上のオーストラリア代表選手を輩出した名門クラブである、Sydney Olympic。
昨年のNPL1 NSW王者でもあるこのクラブのU20(実質2軍)に、二人の日本人選手が、現在所属しています。
2018シーズン、NPL2に所属するSt George FCのU20で、主力として活躍した神山元気(19)。
NSW State Leaugeに所属するSouth Coast Flameで、2018シーズンをプレーした、斎藤碧斗(18)。
U20が主戦場だったものの、トップチームでも起用されるぐらい、卓越したパフォーマンスを見せました。
Sydney Olympicとの契約書に、サインをする二人。
【プレシーズンマッチでの、二人の日本人選手の模様】
プレシーズンではトップチームの試合にも起用されるなど、クラブから大きな期待を寄せられていた斎藤。
そんな彼に、予想だにしなかったアクセントが襲い掛かります。
開幕戦を目の前に控えた練習試合で、相手ディフェンダーのタックルを食らい、そのまま前のめりに地面に倒れこんだ勢いで、鎖骨を骨折。
そのまま病院送りとなり、次の日には手術を行いました。
最低でもピッチに復帰するまでには、3か月を要するであろうと言われている今回の怪我。
そんな状況でも、本人は既に気持ちを切り替え、毎日のリハビリに励み、そして可能な限りチームの練習にも足を運んでいます。
一方の神山は、先週行われた試合で今シーズン初ゴールを記録し、チームの勝利に貢献。
その素晴らしいゴールシーンを、下の動画からご覧ください。
【神山元気の決勝ゴール】
U20からトップチームに昇格するのは、オーストラリア人選手でも簡単ではありません。ましてや枠が2枠しかない外国人の場合、そのハードルの高さは相当なもの。
しかしこのクラブでプレーするからには、そこまで目指して、彼らには毎日のトレーニングに励んで欲しいと思っています。
豪州フットボーラーズ