サッカー動画の撮影を始めたのは、約10年前、趣味で選手のサポートを始めたときから。
一万円ぐらいのハンディカムでトライアルや練習模様を撮影し、無料のソフトで動画を編集後、Youtubeにアップしていた。
それから動画撮影だけでは物足りなくなり、一眼レフを業者からレンタルして、選手の試合を撮影するようになった。
レンタルとはいっても、一日借りるだけで約100ドル近く掛かる。
3回ぐらいレンタルをした時点で、もはや購入した方が良いのではないかと思い始めた。
一眼レフ本体と、望遠レンズで合計、約3500ドル。
サッカーサポートの収入だけでは、生活さえままならない状況だったが、先行投資だと考え、思い切って一括で買った。
そして今となっては、この買い物は正解だったと確実に言える。
日の目を見ることのなく消えていく選手達が多いサッカー界で、その彼らの存在を、少しでも形に残す事。
それがサポートする側の仕事ではなかったとしても、彼らが今後の人生を生きていく上でそれが糧になるのであれば、やらない理由がない。
奥野将平のNPL1公式戦デビュー。
彼にとってNPL1のデビュー戦は人生で一回しかない。
その記念すべき試合を、映像と画像に残す事。
決してできる事が多くはない僕だが、他人の為に自分ができる事をやりながら、今後も人生を歩んでいこうと思う。
豪州フットボーラーズ