昨晩、僕の携帯に、一人の男から久しぶりに着信があった。
ウッチーこと、 武内隆司。
サッカーだけでなく、性格も真面目な男だ。
そんな彼が、開口一番、
【明後日、日本に帰国する事になりました。】
え?ものすごい急だな(笑)。
明日時間があるならば、最後にお茶でもしようか?
といった流れで、今日の夕方、ウッチーと会う事に。
ウッチーがオーストラリアに渡航してきたのは、約2年前。
29歳という、サッカー選手としては決して若くない年齢での、オーストラリアチャレンジであった。
センターバックを本職とする彼だが、オーストラリア人選手程の上背があるわけでもなく、そのポジションを外国人枠に使いたがるチームも多くはない。
果たして契約できるチームは見つかるのだろうか?
そんな僕の心配は、まったくもって杞憂に過ぎなかった。
記事 IPL第20節 Albion Park vs Woonona
一シーズン目は、Illawarra Premier Leagueに所属する、Woonona FC、二シーズン目は、State Leagueに所属する、UNSW FCでプレーした、ウッチー。
【Woonona FCと契約したウッチーのインタビュー動画】
【UNSW FCでプレーする、ウッチーの試合動画】
【最後のウッチーインタビュー動画】
プレーもさることながら、彼の人間性が素晴らしい。決して驕る事なく、常に謙虚なその姿勢。
毎日、人間として成長する事に重きを置き、英語の勉強も決して怠らない。
そんな、選手としてお手本でしかなかった彼が、帰国後、日本でどういった人生を送っていくのか?
別れ際、
【お忙しい中、わざわざ僕の為に時間を作っていただき、有難うございました】
と深々と頭をさげてきたウッチー。
そんな彼の姿を見ながら、僕が今後進むべき方向性を、色々と考えさせられた夜となった。
豪州フットボーラーズ