豪州フットボーラーズ
COLUME

初トライアルで浴びた洗礼

2019.9.17

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オーストラリアへ来てから2週間目にして、初トライアルに臨んだ井上至臣

その前日に、草サッカーリーグで90分以上プレーしたものの、疲れをほとんど残さずにこの日を迎えた。

アップ後、直ぐに始まった紅白戦。

自分が得意とするポジションである、右サイドのミッドフィルダーでの出場だ。

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試合が始まってみて、気づいた事。

このグラウンドの照明が明るくないという事と、本人の視力がかなり悪いという事が重なり、ボールがよく見えない。

そして試合開始から約15分後、ルーズボールを争う際に、味方選手からタックルを食らう。

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幼少の頃からサッカーをプレーしてきたが、味方からタックルを食らうなんて、今までなかった。

これは、自分に対する、オーストラリアサッカーの洗礼と捉えるべきであろうか?

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それでも必死にボールを追い続けた井上。

与えられたチャンスを、決して無駄にしたくはない。

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他のほとんどの選手達がピッチ内に残る中、前半終了後、交代を命じられた井上。

そしてこの試合で、彼が再びピッチに立つことはなかった。

試合後は、気丈に振る舞っていたものの、その心中は複雑だったに違いない。

この日の苦い経験を、次にどう活かしていくのか?

九州男児の意地を、見せて欲しい。

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