来年、オーストラリアの大学に進学する為に、現在、大学付属の語学学校に通いながら、オーストラリアの名門クラブである、Sydney OlympicのU20チームで、主力として活躍する男。
神山元気(20)。
オーストラリアで日本人留学生として、学業とサッカーを高いレベルで両立させる事は、並大抵の事ではない。
以前にも、大学に通いながらNPLでのプレーを試みたチャレンジャーが数人いたが、大学の勉強についていくのが精いっぱいで、結局、彼らはサッカーを諦めざるをえなかった。
そんな、一見無謀ともいえるこの両立に、チャレンジしようとしている神山。
今シーズン、NPL1のSydney Olympicに所属しているとはいえ、外国人枠が無制限である、U20のカテゴリーでプレーしている。
しかし来年からは年齢上、トップチームで勝負しなくてはいけない。
他の外国人選手と枠を争うという、過酷な戦いが待っている。
そして、大学の勉強で忙しくなる事も明らかだ。
そんな環境の中で、神山は果たしてこのチャレンジに、勝ち残っていく事ができるのであろうか?
【オーストラリア2部、Sydney Olympic U20でプレーする、神山元気】
決して容易ではない、これからのチャレンジ。
しかし神山がこの文武両道を果たした時、これからオーストラリアにチャレンジしにくる若者たちに、多くの可能性、希望を与えられるモデルケースとなる事に、間違いない。
そして彼ならそれを成し遂げてくれると、僕は信じている。
豪州フットボーラーズ